筋トレやダイエットのお供といえば、プロテイン。
プロテインと聞けばまず頭に浮かぶのは水や牛乳に溶かして飲むタイプのものですが、プロテインバーは「食べるプロテイン」として人気も高いです。
コンビニにも売っている、とても手軽なイメージのプロテインバーですが、従来の「飲むプロテイン」とどう違うのでしょうか?
気になるその疑問や、プロテインバーの効果について解説していきます!
※2019/3/5更新
手軽さが人気のプロテインバー!効果とおすすめプロテインバー9選!!
1. プロテインバーとは?
食べるプロテインことプロテインバーのメリットとは?
最近、コンビニでも売られるようになったプロテインバー。
「見たことはある! だが食べたことはない!」という方も多いことでしょう。
ということで、そもそもプロテインバーって何? というところからおさらいしてまいりましょう。
■プロテインバーとは?
煽った割に読んで字の如くで恐縮ですが、プロテインバーとはプロテインが含まれた栄養補助食品です。
一見お菓子のようですが、その中に、プロテインをはじめ炭水化物やビタミン、ミネラルなどが凝縮されています。
プロテイン=たんぱく質ということはこちらの記事でも紹介済みですが、プロテインバーにはたんぱく質に限らずさまざまな栄養素が含まれているんですね。
日本ではまだ馴染みが浅いものですが、欧米では時間がないときの朝食代わりとして、よく食べられています。
日本でいうカロリー●イト的存在。まさに手軽に食べられるプロテインなのです。
■プロテインとの違いは?
ではこの食べるプロテインバー、飲むプロテインとは何が違うのでしょうか?
5つの違いをみていきましょう。
・液体では飲みきれないときに便利
パウダー状のプロテインには、これまで「まずくて飲みにくい」という欠点がありました。
それは、かつてのプロテインパウダーは水に溶けにくく、味や匂いも「クセが強い〜!」ソイプロテインが主流だったから。
最近ではそんなソイプロテインも水に溶けやすく、飲みやすくなったうえ、さらに粒子が小さいホエイプロテインなども登場していますが、それでも大量の液体を飲むのが苦手…という人は一定数存在しています。
そんなときに、プロテインバーならむしゃむしゃ食べるだけでOKですので、ふだんからあまり飲み物を飲まないという人に支持されています。
(水分摂取の重要性は、また別の稿で!)
・準備、片付けが不要
粉末タイプのプロテインは、水や牛乳(ときにココアなど)何かしらの液体に溶かして始めて摂取できるので、飲むための準備やその後の片付けなどが面倒でした。
しかしプロテインバーなら、容器や水の準備も、量をはかってシャカシャカ振ることも、飲み終わったら容器を洗って乾かす手間もすべて不要。
忙しい現代人にはありがたいですね。
・持ち歩きに便利
バー自体が一食ずつ個包装されていることが多いため、プロテインバーは持ち歩きにも便利です。これが粉末プロテインだと、予め水筒に用意したとしても結構な重量になって、邪魔……。デキる男は荷物が少ない!
・咀嚼するため満腹感がある
プロテインバーはむしゃむしゃ食べるタイプなので、咀嚼による満足感が得られるのも特徴です。これはとくにダイエット中で、お菓子などの糖質制限をしている人にとっては嬉しいポイント。おやつ代わりにできるので、ダイエットのストレスも軽減できそうです。
・カロリーや値段は高め
いっぽう、プロテインバーはそうした利点のために粉末タイプよりお値段が高めの傾向があります。また、たんぱく質以外の栄養素やフレーバー、食材をミックスすることで各製品特色を打ち出しているため、粉末状のものよりカロリーが高い傾向が……。このあたりは要注意です。
2. プロテインバーの効果は?
手軽さはあるものの…効果はあるの?
食べやすい、という点で便利なプロテインバーですが、一番気になるのはやっぱり効果。筋トレやダイエットに、プロテインバーはどんな効果があるのでしょうか?
◎筋トレにプロテインバーは便利!!
プロテインバーもプロテインですから、筋肉増強を手助けします!
プロテインは運動後30分ぐらいで吸収されるのがもっともよいと言われていますが、吸収までには時間がかかります。それを逆算してシェイカーを準備し、溶かしたりなんだり…って、いろいろ面倒くさいもの。
おまけに牛乳で溶かそうと思ったら、冷たすぎればOPPの不安はあるし、かといって常温にしておけば夏場は腐ってしまう恐れもある。
というわけで、なんかいろいろ面倒くさいのです。
その点、プロテインバーなら食べたいときにすぐ食べられるので超便利。
と、やっぱり携帯の利便性にフューチャーしてしまいましたが、わずかな時間で筋トレしたい方には心強い存在だといえるでしょう。
◎ダイエット中のおやつ代わりに!!
咀嚼することで満足感が得られるプロテインバーは、ダイエット中のおやつ代わりにもピッタリです。午後になると小腹が減って、ついついチョコレートなど甘いものに手が伸びてしまう、という人は、代わりにプロテインバーを食べるといいでしょう。
飲むプロテインと違って、プロテインバーはフレーバーも豊富。チョコレート味が代表的だったりもしますので、美味しく食べて糖質オフ!
そのほか、ミネラルやカルシウムなども入っていることが多いので、エンプティカロリーをとりつづけるよりはずっと健康的でいられます。
◎忙しい朝の朝食代わりに!!
冒頭でも触れましたが、欧米ではプロテインバーを朝食代わりにすることも決して珍しくありません。忙しい朝、ついついトースト1枚や菓子パンなどで空腹をごまかしている人は、栄養不足に陥っている可能性がありますのでプロテインバーにしてみるとよいでしょう。
ちなみに忙しい朝には食事を抜きがちですが、減量するなら朝食はしっかりとるのが鉄則!朝食が、身体の活動の合図となって一日の活動量を高めてくれます。
夕食など軽めにしても、朝食は摂っていきましょうね!
■プロテインバーのメリットとは?
まとめると、プロテインバーは固形のために以下のようなメリットがあります!
☆手軽に栄養補給ができる
☆噛むことで満腹感がある
☆ダイエット中でも食べる事でストレスがなくなる
☆飲むプロテインより美味しい
☆持ち運びに便利
■プロテインバーは何を選べばいいの?
プロテインバーの全体的な特徴は以上ですが、現在さまざまなプロテインバーが販売されています。
どんな商品を選べばいいのでしょうか?
・たんぱく質の量をチェックする
ひと言でプロテインバーといっても、さまざまな栄養素や食材を組み合わせることで各製品特色を打ち出していることは先程お話した通りです。
裏を返せば、商品によってたんぱく質の含有量がまるで違います。
少ないものだと1食あたりのたんぱく質の含有量がたった2g、なんてことも!
たんぱく質がどれぐらい入っているのか、チェックしましょう。
・食べやすい味を選ぶ
飲むプロテインに比べてたくさんのフレーバーが出ているプロテインバー。毎日の食習慣に取り入れるなら、やっぱり食べ飽きない味がいいですよね。
もっともポピュラーなのはチョコレート味ですが、ひと言でチョコレート味といっても、ベイクドチョコやブラウニーなどさまざまですので、気に入った味のものを探してみましょう。
また、どんなに美味しくても毎日食べていれば飽きてしまいますので、何種類か用意することもおすすめします。
・隠れ糖質「IMO」に注意!
これは海外製品に多いようですが、「低糖」をうたったプロテインバーに、隠れ糖質が含まれていることも!
これはイソマルトオリゴ糖(IMO)というもので、食物繊維と同様、腸内細菌のエサとなり腸内環境を整える作用があります。
また、まろやかな甘味やしっとりとした食感のもとになりますので、決して悪いヤツではないのですが、問題はなかなかにハイカロリーということ。
一般的な糖質は1gあたり4kcalなのに対し、IMOは1gあたり3kcal。
しかもこのIMOは、アメリカでは糖質ではなく食物繊維として表示されています。
そのため、成分表示に糖質の量が少ないから、と安心してたくさん食べてしまうと、思わぬカロリーを摂取してしまうことに…!
2013年にはこうした問題を巡って、訴訟まで起きています。
「低糖質だからいくら食べても大丈夫♫」という安易な考えは持たないほうが賢明なようです。
プロテイン初心者は、こちらもチェック!
【参考記事】『【プロテイン初心者向け】プロテインの種類とその違いを徹底解説!』
3. プロテインバーの効果的な摂り方
プロテインの効果を引き出すのはやっぱり筋トレは欠かせません!!
プロテインの効果を引き出すのはやっぱり筋トレは欠かせません!!
では、そんな(どんな?)プロテインバーの効果的な食べ方とはなんでしょう?
基本的には飲むプロテインと同じですが、一応おさらいしましょう。
①筋トレ前に食べる
プロテインがもっとも吸収されやすいのは、運動後30分とされています。
ただしプロテインは分解、吸収のスピードが遅いので、逆算して筋トレ前に食べておくと吉。
仕事帰りにジムに行くとき、ちょっと小腹が空いているという人も多いのではないでしょうか?
そんなときはプロテインバーを食べてからジムへGO!
なお、プロテインは、ホエイプロテインやカゼインプロテイン、ソイプロテインなど由来する原料によって吸収のスピードも異なりますが、一般の人はそこまでシビアにならなくても大丈夫。食べないよりはマシぐらいにゆるく考えたほうが続きます。
②間食として食べる
小腹が空いた午後3時(いや、何時でもいいのですが)、スナック菓子や甘いスイーツに手が伸びそうになったら、プロテインバーを食べましょう!
その理由は先の通りですので、もはや繰り返しませんぞ。
③朝食として食べる
「忙しい朝の朝食代わりに」これも先程の通りです。朝食を抜きがちな人は、体が栄養不足なまま活動を開始する羽目になりますので、必要なエネルギーを生み出すために筋肉を分解している場合もあるのです。
一生懸命筋トレしてるのに、朝食抜いてたら超意味ない!
そんな不幸を防ぐためにも、朝食ぬき派はプロテインバーをレッツスタート!
トースト1枚で済ませているという人も、糖の塊であるパンよりは、プロテインバーにレッツ置き換え!
プロテインバーを加えて走って門で美女とぶつかって恋が生まれる可能性があるかもしれません(嘘)。
④寝る前に食べる
寝ている間は成長ホルモンが分泌されるため、ここでプロテインをとっておくと肌や髪にもいい影響がありそうです。成長ホルモンの分泌ピークは十代でストップしていますが、その後も出てないわけではありませんので、プロテインの助けを借りるつもりで試してみるのもいいでしょう。
ただし、夕食をたくさん食べる人などはカロリーオーバーになりかねませんので、無理して食べるのはやめましょう!
◆プロテインバーの注意点
・一度にたくさん摂るのは逆効果!?
「とにかく早く筋肉をつけたい!」という思いからプロテインやタンパク質を過剰に摂ってしまう人もいますが、一度に多く摂りすぎるのは効果がないどころか逆効果の可能性も!
人間が一度にタンパク質を吸収できる量はおよそ20~25g程度と言われています。
つまりそれ以上摂っても身体に吸収されず排出されてしまうのです。
それにタンパク質は1gあたり4kcalと糖質と同程度の比較的カロリーが高めの栄養素。摂りすぎるとその分カロリーも増えていきます。
プロテインバーは固形物なので液体よりも消化吸収に時間がかかりますが、それでも摂り過ぎは良くないのです。摂るにしてもある程度時間を空けて摂るようにしましょう。
・あくまでも栄養補助食品!バランスの良い食事を
低カロリー低糖質ながらも高たんぱくなプロテインバー。この部分だけを見ると理想的な食事にも見えますが、だからといって食事を何でもかんでもプロテインバーに置き換えるのはNG。
確かにタンパク質は効果的に摂取できますが、人間の身体はビタミンやミネラルなど様々な栄養によって形作られています。
プロテインバーばかりでは栄養が偏ってしまいなかなか効果が出ないどころか肌荒れや体調不良などを引き起こす可能性すらもあるのです。
理想をいえばプロテインバーに頼らず食事で万遍なく栄養を補えるのが一番。
プロテインバーはあくまで”不足している栄養を補うためのもの”ということを忘れずに覚えておきましょう!
プロテインの適量とは?取り過ぎの危険も徹底解説!
【参考記事】『飲みすぎNG!プロテインの正しい摂取量とは?過剰摂取に危険性あり!』
次のページでは、おすすめプロテインバーを厳選して紹介していきます!
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