乾燥した肌はかゆみの原因に…全身を掻きむしりたくなる理由とは？

1.肌の乾燥でかゆくなる場所とは？

乾燥によって皮膚はかゆみを帯びてしまう…

肌が乾燥すると、肌が荒れてきてかゆみが出てきます。
乾燥によって肌が荒れる場所にはどんなところがあるのでしょうか？

・顔
・背中
・お腹
・腕や脚

冬はもちろんですが、どの季節でも肌が保つべき水分を、乾いた空気が肌表面の角質層からさらに水分を奪う現象から、乾燥肌が発生しやすいのです。

2.乾燥によりかゆみを感じる原因とは？

肌の乾燥と一言で言っても原因はそれぞれ違います

乾燥でかゆみを伴う理由は、肌の表面を覆う皮脂やセラミドをはじめとする角質細胞間脂質などの減少による乾燥が原因。
肌内部の水分含有量が低下し、肌のバリア機能が衰えている状態に外部からの刺激が加わることで、神経が刺激されて脳に伝わり「体がかゆい」という信号が送り出されることになります。

しかし部位ごとに乾燥する原因は様々な理由があります！

■顔のかゆみ

皮膚炎などの肌疾患を除き、顔が乾燥してかゆくなる原因には、スキンケアがあっていないケースがほとんど。
肌に合っていないスキンケア商品を使っている&間違った方法でスキンケアをしていることなどが挙げられます。
化粧水や乳液後に「ピリッとする」刺激や痛みを感じた場合にはすぐに使用するのをやめましょう！
このままでは、どんどん乾燥は酷くなっていきます。
乾燥してかゆみまで出てくるのは、かなり乾燥が進んでいるかと思います。
もう一度、スキンケアアイテムと使用方法を見直して、保湿の基本からやり直す必要があります。

■背中のかゆみ

背中は皮脂が意外と多く出ているところです。
顔同様に乾燥によってかゆくなります。
その原因の多くは衣類による摩擦で肌が乾燥してしまうから。
冬は特に空気が乾燥しているので、摩擦により静電気が発生しやすいですよね。
そのことで肌はさらに刺激を受けて荒れてしまうのです。
また、汗をかいてそのままでいる事で、あせもの様な状態になっていることもあります。

■お腹のかゆみ

お腹は背中に比べ皮脂は少なく、肌も柔らかい場所。
ですが背中同様、衣類の摩擦により乾燥してしまいます。
肌に直接触れる為、繊維に気を付けなくてはいけません。
合成繊維は摩擦により静電気が起こりやすく、吸水性や吸湿性も悪くなってしまいます。出来るだけ綿がおすすすめです！

■腕や脚のかゆみ

腕や脚も衣類の摩擦による乾燥もありますが、乾燥した空気に触れる事が多い場所であることも原因に。
乾燥した空気に触れていると、肌の水分は奪われていきます。
その上衣類の摩擦でより乾燥を促してしまいます。
お腹に比べて皮膚は厚いのですが、しっかりと保湿&バリアをしておかないと、かゆくてたまらなくなってしまいます。

3.乾燥対策！顔にはスキンケア！体にはボディケアで保湿!!

男性もスキンケアだけでなく体も保湿する時代です！

乾燥は間違ったスキンケアも原因のひとつになります。
さらにボディケアも乾燥には大切だという事を知っておいてください！

【顔にはスキンケア！体にはボディケアで保湿!!】

間違ったスキンケアは乾燥を促進させてしまう可能性があります。
一日に何度も洗顔をしていませんか？
洗顔は余分な皮脂や汚れを洗い流して、肌を清潔にする事ですが、実は必要な皮脂まできれいさっぱりと洗い流しているのかもしれません。
肌にとって皮脂も大切。
皮脂は肌にバリアを張って守るという機能があります。
その大切な皮脂まで洗い流してしまうような必要以上の洗顔は止めましょう！
そして化粧水で水分補給をし、乳液でフタをすることを忘れずに!!

そして体も顔と同じで、保湿ケアをしましょう。
もちろん体も水分や油分は必要なものです。
体もゴシゴシ洗っていると、必要な皮脂まで失ってしまいます。
また、洗浄力の高いボディソープなどを使っているとより乾燥してしまいます。
そして洗った後には保湿をする事が大切です。
男性もボディミルクやクリームなどでしっかりとバリアして下さいね。

特に男性が使う洗顔やボディソープは洗浄力が高い〝合成界面活性剤〟が含まれたアイテムが多いのです。
少しでも乾燥が気になった場合には、肌に優しいタイプのオーガニック製品やノンシリコンを選ぶのがおすすめ。

間違っても聞き覚えのあるメーカー名や人気で選ばないことですよ!!