ストレスが大きな原因と思われがちな円形脱毛症。しかし、近年では、ストレスを感じるとは考えにくい赤ちゃんにもこの症状が見られるようになり、円形脱毛症=ストレスが原因説は見直されてきているんです。男性だけでなく、女性や赤ちゃんにまで及んでしまうこの円形脱毛症の原因とは?さらには対処法もレクチャーします!!
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円形脱毛症の原因は、ストレスだけではなかった!?
1.円形脱毛症とは?
大きさは様々ですが、前触れもなく突然現れる10円ハゲ
円形脱毛症は、髪の毛が部分的に抜け落ちてしまうこと。
その脱毛部分の大きさは十円玉くらいであることが多いため、“十円ハゲ” なんて呼ばれることも・・・。
しかし、免疫病の一種であるため、通常の男性の薄毛とは区別されています。
2.円形脱毛症ができる原因は何?
「ストレスたまってるんだね~」と言われる円形脱毛症だが…
円形脱毛症ができる主な原因は大きく分けると、以下の2つになります。
①アレルギー性
ストレスが主な原因と思われる円形脱毛症ですが、実は8割の人がアレルギー疾患によるものだそう。
その中でも40%の人がアトピー疾患をもっていることから、アトピーと円形脱毛症には何らかの関係性があることが推測されています。
円形脱毛症患者の40%以上がアトピー素因を持つと言われ、54%が本人もしくは親兄弟にアトピー素因が認められるなど、アトピー皮膚炎と円形脱毛症には密接な関係があるとされている。
②非アレルギー性
こちらはストレスや生活習慣など、アレルギー以外の原因で起こるもの。
(1)ストレス
(2)生活習慣(タバコ・食生活・睡眠時間等)
(3)遺伝etc…
実は遺伝の要素も大きく、円形脱毛症患者の8.4%はその親族にも同様の症状が見られるそうです。まだ明確にその関係性が明らかになったわけではありませんが、このパーセンテージは無視できません。
本症は人種を問わず認められ,男女差はなく全年齢 層に出現する.最新の大規模疫学調査(中国)では, AA 患者の 8.4% に家族内発症があり,患者との関係 (親等)が近いほど発症率が高く欧米の調査でも一 親等内での 発症は一般に比べて 10 倍である
3.もしも症状が現れたら、どう対処すればいいのか?
悩まずもっとライトに皮膚科にGO!
まずは、自身の症状が下記のどちらの原因によるものなのか?を見極めましょう。
①アレルギー性の場合
円形脱毛症は病院の皮膚科で見てもらうのが確実で安全です。
他のアレルギーと合併して起こる場合も多く、季節によって症状が緩和したり悪化したりするため、早めの診療をおすすめします。
体質的なものなので根気のいる治療となりますが、症状が緩和する事例は多いんですよ。
②非アレルギー性の場合
こちらは原因が外的なものによるため、自身で対処できます。
(1)ストレス解消…こちらは真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。過度なストレスは免疫機能を弱め、円形脱毛症以外にも様々な症状を引き起こします。適度なリラックスを心掛けましょう。趣味に没頭するのも◎です。
(2)禁煙…タバコを吸うと血管が縮まり、栄養が髪に届きにくくなります。
(3)十分な睡眠時間の確保…睡眠不足は脱毛に大きく関係しています。十分な睡眠はマストです。
(4)髪に良い食材を摂る…髪の毛の主な栄養となるのはタンパク質とビタミン。納豆や卵、青魚にたっぷり含まれています。意識して摂るように心掛けましょう。
4.治療中も外出したい!オススメ対処法
円形脱毛症になってしまった時のおすすめ!!この際、奇抜を狙っちゃう!?
人目が気になって外出を控えたくなりますが、引きこもってしまうと逆にストレスによって症状が悪化することも。
円形脱毛症を隠せる様々なアイテムがあるので、引きこもらず有効活用して、堂々と外出しましょう。
★帽子
定番ですが、帽子は1番カンタン。
夏はキャップや春·秋はハット、そして冬のニット帽は脱げる心配がないのでおすすめ。
普段はかぶらない人も、円形脱毛症を機に挑戦してみるのはいかがでしょうか。
★医療用ウィッグ
今日では、女性用だけでなく男性用のウィッグも豊富です。
ひと昔前のような違和感が前面にでない〝ナチュラル〟な仕上がりになっていますよ~。
★スプレー
スプレーは頭皮に直接吹き掛けるタイプのものがあり、肌と髪に優しい素材を使っているため、毎日使用できます!
ただし、汗のかくシーズンには注意が必要かもしれませんね(笑)。
円形脱毛症の原因は、ストレスだけではなかった!? のまとめ
- 1. 円形脱毛症の原因はストレスだけではなかった!!
- 2. アレルギーや遺伝などの体質的なものである割合の方が高い!
- 3. ウィッグやスプレー、帽子は強力な味方!臆せず外出しよう!
ライター後記
〝円形脱毛症(10円ハゲ)〟はストレス以外が原因の人の方が多いんですね。
わざわざ医者に行くのも恥ずかしいし、なんとか自分で治したい・・
その気持ちもわかりますが、アレルギーや遺伝の場合なかなか難しいもの。
プロに相談して根気よく向き合えば、症状が緩和されることも多い症状です。
一人で抱え込まず、思い切って病院に行きましょう。
この記事を書いた人
一人で悩まず、まずは病院へ!アイテムを使って外出を楽しみましょう!
Sachi Yamamoto
旅行と音ゲーが大好きな人生に迷っている大学生4年生。あげくの果てに出た一人旅では自分は見つからなかった…。そんな現役女子大生が、男子の美容に切り込み物申します!