「洗顔? ゴシゴシ洗っとけばOKじゃね?」…というアナタ! 「正しい洗顔」においては、それはNG! もちろんニキビにもよくありません。そもそも、肌ケアに敏感な女性でさえ、「正しい洗顔」を実行しているのは、わずか4割程度(!)という調査結果もあるほど。そんな意外に知らない「正しい洗顔方法」をレクチャーします!
section03
ニキビにも効く「正しい洗顔」の方法を教えます!
1. 洗顔の前にはまず手を洗ってキレイにしよう!
最初に手についた雑菌や汚れを洗い流す
“家に帰ってきたらまずは手を洗ってうがいをしましょう”
子供の頃に教えられましたよね?
これはそのまま「正しい洗顔方法」にも当てはまります。
そもそも顔を洗う手そのものが汚れていると、雑菌などを顔全体に広げてしまうことにもなりかねません。
さらに、汚れた手では、石鹸や洗顔フォームがうまく泡立たないのです。後に解説しますが、洗顔においては“泡立ち”こそが超重要!
これから実行する正しい洗顔に先がけて、まずは直接顔に触れる手を清潔にすることを忘れずに!
2. 洗顔料をつける前の「予洗い」が大事!
「水溶性の汚れであるホコリなどは水洗いでも簡単に落ちる
石鹸や洗顔料で顔を洗う前、忘れずにやっておきたいのが、事前に顔を洗う“予洗い”。
聞きなれない言葉ですが、顔全体をしっかりとすすぐことが大事です。
この予洗いをするだけで、肌の表面についたホコリなどを落とす効果があり、さらに石鹸や洗顔料が肌に馴染みやすくなります。
ちなみに、予洗いの際の水温は、体温より1〜2℃高い、37℃〜38℃程度のぬるま湯で行うのが理想ですよ!
3. とにかく“きめ細やかな泡”を立てよう!
イメージは“こんもり”! きめ細かい泡立てをマスターせよ!
手のひらに10円玉程度の大きさの洗顔料を出して、水やぬるま湯を足して、空気を含ませながら、両手でしっかりと泡立てます。
さらに水分を補充しながら泡立てていくと、やがて、手のひらを下にしても落ちないくらいの、“こんもり”とした泡ができあがります。
この“こんもり”としていて、かつ“きめ細かい”泡は、皮脂を包み込んで浮かすと同時に、摩擦から肌を守ってくれるクッションのような役割もになっています。
“こんもり”&“きめ細かい”泡立てを心がけてください!
4. 顔を洗う部位の順番に注意しよう!(Tゾーン→Uゾーン→目元)
おでこから鼻にかけての「Tゾーン」→頬やあごの「Uゾーン」へのルーティーン
洗顔料をよく泡立てたら、まずはTゾーンから洗い始めます。
Tゾーンとは、おでこから鼻にかけての皮脂分泌が活発な場所。
最初にTゾーンに泡を乗せることで、各部位の洗顔にかかる時間に差が生まれて、メリハリをつけて洗うことができます。
Tゾーンの次は、頬やあごを含むUゾーンと呼ばれる部位へと移りましょう。
Tゾーンと比べて皮脂も少なく、なにかと乾燥しやすい場所なので、こすりつけ洗いは避けて、なるべく優しく洗うように心がけてください。
5. 洗顔時間は1分以内で終わらせるべし!
長い時間、顔に泡をつけちゃダメ! ゴシゴシ洗顔は御法度!
洗顔料の泡は、顔に乗っているだけでも肌の汚れと脂を落とし続けています。
長時間に渡ると、逆に肌に負担をかけてしまう結果になりかねません。
洗顔時間は30秒〜1分以内を意識してください。
(さきほども注意しましたが、キレイにするために強くゴシゴシと洗う! …というスタイルは、一般男子が陥りがちな、明らかに間違った洗顔方法であることをお忘れなく!)
肌の皮脂と汚れを落としたら、顔に泡が残らないように、ぬるま湯でしっかり落とします。
石鹸や洗顔フォームに関わらず、肌に残った泡の流し忘れは厳禁。
洗浄力の高い泡が肌に残ったままだと、それが原因で思わぬ肌トラブルにつながることも…!
6. 清潔なタオルで優し〜く顔全体を包み込んでシメ!
水を「拭く」のではなく、「取り除く」感覚で!
洗顔が終了したら顔についた水分をすぐに取ります。
もちろん清潔なタオルであることは言うまでもありません。
また、「水を拭く」という表現ではなく、あえて「水を取る」と言ったのは理由があります。
「拭く」となると、なんとなくゴシゴシとするイメージが浮かんでしまいますよね?
「洗う」時と同様に、「水を取り除く」時も、ゴシゴシはNG。
「正しい洗顔」においては、最後まで気を抜かず、なるべく丁寧に水分を“取り除く”ことを意識することがポイントなのです。
石鹸や洗顔フォームに関わらず、肌に残った泡の流し忘れは厳禁。
洗浄力の高い泡が肌に残ったままだと、それが原因で思わぬ肌トラブルにつながることも…!
7. 「正しい洗顔」の後には、肌の保湿も忘れずに!
正しい洗顔→正しいスキンケアのルーティンを忘れずに!
以上、〝知ってるようで意外に知らない「正しい洗顔」の方法〟のレクチャーでした。
…が、「正しい洗顔」は、「正しいスキンケア」に直結しています。
言ってみれば、せっかく「正しい洗顔」を実践しても、「正しいスキンケア」とのルーティンとして繋げなければ、まったく意味がなくなってしまうのです。
「…じゃぁ聞くけど、その正しいスキンケアはナンなのよ?」と思いますよね?
よくぞ聞いてくれました!
ズバリ、「正しいスキンケア」とは…【正しい洗顔後の保湿】にほかなりません。
要は…〝ただ洗いっぱなしにしてないで、洗った後の手入れもちゃんとしておけよ〟とゆーことですね。
具体的には…
洗顔→化粧水で肌の調子を整える→美容液 or 乳液で肌の保湿成分を逃がさないようにフタをする
というイメージです。
下記にそれぞれ「保湿を中心とした正しいスキンケア」に関するトピックを解説した記事のリンクを貼っておきますので、ぜひ「正しい洗顔」をマスターしたら、コチラの記事もチェックしてくださいね〜♪
① 化粧水での保湿について
② 美容液での保湿について
③ 乳液での保湿について
ニキビにも効く「正しい洗顔」の方法を教えます! のまとめ
- 1. 正しい洗顔方法は“手洗い”からスタート!
- 2. 洗顔時に肌に泡をつけるのは1分以内を厳守!
- 3. 洗顔後は綺麗なタオルで優しく水分を“取り除く”!
- 4. 「正しい洗顔」の次は「正しいスキンケア」で【肌の保湿】をお忘れなく!
この記事を書いた人
正しい洗顔方法はジェンダーレス! 男も女も関係ないよ!
ユアン ソープ
石鹸が好き。手を洗うのはもっと好き。ちょと潔癖症気味の美容男子編集部員。みなさまのお役に立つことを第一とした“実のある”コンテンツづくりをモットーとしています。座右の銘は【いい塩梅】。ときどき落ち込んだりもするけれど、石鹸は元気です。