会議でのプレゼンや結婚式のスピーチ…。人前で話をするとき極度の緊張状態に陥って、頭の中は真っ白。セリフは吹っ飛び何を言っているかわからなくなる…という経験をしたことがある方も多いと思います。そんなあがり症を克服するための心得、ここで伝授します。
接客のプロが教える〝あがり症〟を克服する心得!
1.あがり症の特徴とは?
準備は万全!でも人前に立つとまさかの結果に…
あなたは大勢の前で堂々と話したいことを話せますか?
なかなか「はい、大丈夫です」という方は少ないのではないでしょうか?
以下に当てはまる方は必見です!
【あがり症の特徴】
☆心臓の鼓動の高鳴りが激しい
☆顔面が紅潮(赤くなる)してしまう
☆手のひらに汗をかく
☆声がうわずってしまう
☆手足が震えてしまう
☆呼吸が浅くなる
☆視野が狭まってしまう
等々、が挙げられます。
本当に考えただけでも嫌な状況ですよね。
2.あがり症の克服で得られる効果
自分も相手もHappyに仕事ができる!
あがり症を克服するとどんな効果があるでしょうか?
自分の能力を100%発揮できる
質疑応答の時に的確に答えが出せる
生き生きとして評判がよくなる
楽しくて時間の経つのが早い
なんか想像するだけでも楽しそうですね。
そしていい結果も出しやすくなりそうです。
でも、どのようにしたら自然体であがらずに、人前で思うように話が出来るようになるのでしょうか?
次でいくつかの例を見てみましょう!
3.あがり症を克服する必勝法
心のゆとりが悪い緊張状態から解放してくれる!
①多少失敗してもいい!と軽く考える
完璧主義の人がはなりやすいともされるあがり症。
少々のミスなんて聞いている人たちにはわかりません。
構えて話をするのではなく、気楽に友人に話をする感覚を持ちましょう。
②責任感からの解放
自分1人が責任という重圧を背負ってしまうと余計に言葉が出てこなくなったり、どもってしまったりとドンドン悪循環になります。
「俺に頼んだ人が悪い」と思えるくらい開き直って挑みましょう。
③他人の目を気にしすぎない!
人の話ってなかなか聞いているようで聞いていないもの。
「そんなもんだよ」と自分に言い聞かせることが大事。
自分には興味があっても、他人に深い興味を抱くことってなかなか無い場合が多いのです。
スピーチなどは特に真剣に聞いている人ってほぼいないのと同じですね。
④大きく深呼吸を何度か繰り返す
緊張すると呼吸が浅くなります。
それを逆手にとって大きな深呼吸を何度かすることで、体の緊張状態をほぐしましょう。
体の緊張がほぐれると心の緊張もほぐれる効果がありますので、先に体を強制的にリラックスさせることも効果的です。
⑤ジョークを先に言う
今はやっているジョークや、笑いのネタから話し始めると場が和むというテクニック。
自身の緊張も一気にほぐれます。
ただし、外してしまうと逆効果ですので、多くの方から笑いを取れる「小ネタ」をしっかり準備しましょう。
⑥マル秘テクニック
話をする前に、一口だけアルコールを飲んでみましょう。
※あくまで酔わない・におわない程度に…ですよ(笑)
あら不思議、リラックスしてペラペラしゃべれるんです。
たった一口のアルコールが体と心の緊張を忘れさせてしまいます。
私も結婚式でのスピーチを頼まれ、全身硬直&顔紅潮のとても話が出来る状態じゃなかったのですが、上司からのアドバイスで難なく切り抜けた経験があります。
4.最終手段!?医師の手を借りて見よう
医師に頼ることは決して恥ずかしいことではありません!
人前であがってしまうのは、体内でアドレナリンが生成され緊張状態が高ぶっている時です。
実はそれを抑えるお薬もあります。
ノルアドレナリンという物質で、体の緊張をときほぐし、それに伴って心の緊張もなくしてくれます。
「自分は極度のあがり症だな~」と自覚のある人は、
吃音(どもり)の専門医などを訪ねてみるのもいいでしょう。
吃音(どもり)もあがり症の一種なので丁寧に話を聞いてくれるはずです。
そして、必要ならばお薬も処方してくれるでしょう。
100%のパフォーマンスのためには、
思い切って医師に相談してみることも大事ですよ!
〝あがり症〟を克服する心得!のまとめ
- 1. 何事も軽く考える癖をつける!完璧人間などいません!
- 2. 失敗したって何されるわけじゃなしと、現状を的確に分析する!
- 3. カッコいい話し方ではなく、わかりやすい話し方を心がける!
- 4. 途中途中でユーモアも忘れずに!
ライター後記
人間だれしもが人前で話をするときや初めての体験をするときに緊張します。
美容師だった私が初めてお金を頂くお客様のカットをした時など、最初から最後まで頭の中は真っ白・・・
何をしているのかわからない状況まで追い詰められました。
しかし、途中で店長に呼ばれ「世間話をしてごらん」というアドバイスを受け、
うわずったような声で「今日も暑いですね」とお客様に話しかけました。
ここからは会話に神経が集中していきますので、初めてのカットのことなどどこへやら。
しまいには「今日がカットデビューなんです」と自分から話をしました。
するとさらに緊張がなくなりました。
最初からカミングアウトしてしまうのもあがり症のいい克服法だと思います。
「このような場は不慣れなものでお聞き苦しい点が多いと思いますが・・・」といった具合に話すなど、
自身の緊張と同時に、周りの警戒も解く言葉を持つとなお良いでしょう!
なお
あがり症は自意識過剰!他人を意識せず、今に集中しましょう!体裁よりも中身で勝負!!
兼業ライターなおです。理容師・美容師歴27年、現在は現場を離れました。ライターとしてまだまだ不慣れですが、多くのお客様と接した経験と、お役に立てる知識で役に立つコンテンツを配信します!