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「白髪になる遺伝子」が発見される!ついに治療薬ができる!?

早い人だと三十路に近づくと、徐々に増えてくるのが白髪…。一度なったら染めるしかない、そんな白髪の世界にこのたび光明が差しました!アメリカ・テキサス大学の医療チームが、今月始め、偶然にも白髪になる遺伝子を発見したのです。

「白髪になる遺伝子」が発見される!

偶然でも何でも見つかったなら話が早くなるかも!?

白髪の特効薬がついにできる?

 

テキサス大学サウスウェスタン医療センターの皮膚科医師、ルー・リー博士は、遺伝学研究誌『Genes & Development』 で、「KROX20」というタンパク質が、地肌の奥にある「毛包(もうほう)幹細胞」に影響していることを突き止めました。

今後はこのタンパク質の効果を研究することで、白髪のみならず脱毛の治療薬の研究にも役立てたいとしています。

ルー博士、頑張って!



そこで今回は、いち早く治療薬が開発されることを願いながら、いま、白髪問題に対して私達ができることを考えていきましょう。

 

白髪の原因と予防・改善策について教えます!

1. 人はなぜ白髪になるの?

メラノサイトの活動がポイントです

 

白髪は加齢によって引き起こされます。しかも、白髪になる可能性は、遺伝的要素が大きく、当の本人が白髪を防止するためにできる手立ては少ないといわれています。

白髪が発生する簡単なメカニズムとしては、髪の毛を生やす(=細胞分裂させる)場所の、毛乳頭(もうにゅうとう)というところに、メラニンという色素(日本人の場合は黒)を髪の毛に入れるメラノサイトというものがあります。

このメラノサイトの活動が、加齢などにより弱まると、メラニンを生成できなくなります。その結果、本来の黒い髪の毛ではなく、メラニン色素の無い髪の毛=白髪となって生えてくるのです。

2. 白髪を抜いたりしちゃダメなの?

〝抜く〟のはリスク以外の何者でもありません!

昔から、「白髪を抜くと、さらに白髪が増える…」などと言われていて、「だから白髪を抜いてはダメ…」ということになっていたりしますが、結局のところ、いくら白髪を抜いても、そこに新しく生えてくる髪の毛は、同じように白髪です。

また、白髪を抜いたところで、他の毛も同じように白髪になる…ということもありません。

…とは言うものの、白髪を抜くと、毛穴からバイ菌などが侵入して、炎症を起こす原因にもなります。
無理に抜くのはやめましょう。
そもそも、いくら抜いても、次に生えてくる毛も白髪なのですから、無理矢理に白髪を抜くことは、リスク以外の何者でもありません。

3. 効果のある白髪の予防&改善策!

それは薄毛対策にも当てはまります

結論から申し上げると、白髪の予防方法や、その改善策については、まだまだ確立されていません。

これには構造的な理由があります。

髪の毛に関する研究自体が「毛を生やす方法」のほうに偏っているからです。
さらに、白髪になるメカニズムの研究ついても、数10年前から、ほとんど変わっていません。

本記事では、そんな状況の中でも、【これは効果があるはず】と判断した、白髪の予防&改善方法をご紹介します。
以下の3つの事項は、そもそも健康な髪を育てることに有効なので、薄毛対策に関しても、同じことが当てはまることをつけ加えておきますね。

① 育毛剤を活用する

言わずと知れた育毛剤ですが、その効果とは、毛乳頭の活動をうながすことで、発毛させようというものです。
頭皮の血流を良くしたり、毛乳頭に栄養を与えるということが、白髪の発生にある程度の影響があるのでは? と言われています。

② 海藻類を摂取する

こちらも昔から〝髪の毛に良い〟とされていることですね。
海藻類を摂取することで、先述した髪の毛の色素を生成するメラノサイト(色素細胞・メラニン細胞)を活性化させたり、毛乳頭が活性化されると言われています。

② その他

〝その他〟とまとめてしまいましたが…
充分な睡眠・深酒をしない・喫煙を控える・ストレスを溜め込まない・定期的な頭皮のマッサージ・適度な運動…etc.
などなど、これらもほぼ薄毛対策と同じであると言ってよいでしょう。

残念ながら、〝コレだけで完璧!〟という決定打は存在しませんが、上記の中から、できることを選択して、それらを継続し続けることが大切です。
そもそも心にも身体にもイイことばかりですので、ぜひ日々の習慣にしてみることをオススメします。

4. 元美容師が教える! さらに効果的のある白髪の予防&改善策!

積極的にトライしてみましょう

このセクションでは、前項とは異なり、これまでの美容師としてのキャリアを振り返った際に、白髪に効果がある、あるいは問題があるのでは…?と判断した、プラスマイナ両方の意味での予防&改善法をお教えしますね。

① 白髪染めを使用する (○ △)

当然ですが、コレが何と言っても一番直接的な効果があります。

…なのですが、近年問題になっているジアミンアレルギー(※酸化染料である〝パラフェニレンジアミン〟と呼ばれる物質が引き起こすアレルギー症状。目の周りや顔が腫れてしまうなどの症状がある)が最大の難点です。

そもそも、髪の毛をカラーリングする場合、パッチテストというアレルギー検査が義務付けられているのですが、実際にやっている美容室・理容室となると、皆無というのが現状です…。
その理由は、72時間もかけてやるテストなので、それでは商売にならなくなってしまうからでしょう…。

また、ご自身でカラーリングをするときも同様です。
ドラックストアでヘアカラー剤を買ってきたら、それを毎回テストする必要があります。
かくいう私自身も、現場にいた時にヘアカラーのアレルギー事故を数度経験しています…。

② 育毛剤( or サプリメント)(○ or △)を使用する

前項に続いての育毛剤ですが、やはり「抜け毛が減った」「産毛が生えてきた」というのはよく聞きますし、体質に合えばある程度の効果が出ますので、加齢による白髪にも効果が出るかも? …とは感じています。
またサプリメントに関してですが、その効果は多少の疑問符が付きます。
その理由は、これまで数万人のお客様に携わってきて、サプリメントの服用によって、明らかに白髪がなくなってきたというケースに出会ったことが無いためです。

③ カラートリートメントを使用する(△ ×)

実は、私の周りでかなり問題になりつつあるのが、このカラートリートメントの使用です。
「カラートリートメントをしているお客様のカラーはすべてお断り」という美容師の友人もいます。

はっきりとした原因は不明なのですが、カラートリートメントをした毛に、通常の白髪染めとしてのカラーをすると「緑色」になってしまうケースがあるのです…。

トリートメントで傷んだ髪を補修してカラーリングを楽しむ…という意味では、良いと思います。アレルギーもほぼないですし。

しかし、白髪染めを含むカラーをする可能性のある方は、使用を避けたほうがベターだと思われます。

④ カラーファンデーション・カラーマスカラを使用する(○)

これらは、一時的に髪の生え際に塗って使用するものです。
シャンプーで落ちます。
大事なお出かけ前や、どうしても時間が無いときに応急処置的に使用できます。
塗るのも簡単で数分しかかからないのもイイですね。

⑤ カラースプレー(○)

根強い人気を誇るロングセラー商品です。
これも一度のシャンプーで落ちます。
ただ、雨の日は要注意です。

5.厳選! 白髪染めアイテム4選!

このセクションでは、前項に引き続き、白髪隠しに効果ありと判断してセレクトした、白髪染めアイテムを4つご紹介します。

ただ、どの商品にも一長一短がありますので、購入の際は、ご自身でよくお調べになってからのお買い求めをお願いいたします。

ジュモン 彩髪メーク 白髪隠しヘアファンデーション

1,850円(税込)

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アン タッチアップ

875円(税込)

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6. 天然の染毛料「ヘナ」のメリット&デメリット

古来からインドでは薬草として親しまれてきました

出典:Getty Images

最後に、ここまで読んでいただいて、「どうしてヘナのことを書かないの?」と思った読者の方もいらっしゃるかもしれません。

確かに、植物由来で天然成分100%の染毛料として知られる「ヘナ」は、髪と頭皮に優しく、白髪染めにも効果があると言われています。
しかし、私自身、ヘナを白髪染めに使用することで、何人ものお客様を泣かしてしまったという苦い思い出があるのです…。

そもそも天然ヘナは100%天然物質から作られていますので、非常に安全です。
ただし「天然ヘナ」とうたっていても合成色素のジアミン(アレルギー物質)を含んだものが数多く出回っています。
ヘナはアレルギーを起こさない素材ですが、ジアミンを含んでいることによって、過去にアレルギーを起こした人は100%アレルギーを起こしてしまう厄介なモノでもあるのです。

また、一度ヘナで染めてしまうと、その優れた撥水性のため、新たなカラーチェンジが難しくなります。
髪の毛への負担もほぼなく、素晴らしい染毛料なのですが、飽きたからと言ってすぐに違う色味には変えにくい染毛料でもあるのです…。
ヘナで染めた後は、通常のケミカルカラーも難しくなるので注意が必要です。

(これで泣かせてしまったのです…)

一時期もてはやされたヘナですが、そのメリットとおなじくらいに、気をつけるべき点が多いということも心に留めておいてくださいね。

(そもそも担当される美容師さんが、きちんとその長所と短所を説明してくれれば、そのような問題は起きにくいとは思うのですが…)

ちなみにルー・リー博士ご自身はふさふさの黒髪。博士のようになりたいです!

「白髪になる遺伝子」が発見される!ついに治療薬ができる!? のまとめ

  • 1. 白髪は抜かない!
  • 2. あまり白髪を気にしすぎない!
  • 3. 白髪の改善・予防策は、やるなら気長に本気で取り組む!
  • 4. 自分の髪の毛と用途に合った白髪隠しアイテムを上手に活用する!

なお

若白髪の予防・改善策は、可能な限りはやいうちから始めましょう。

兼業ライターなおです。理容師・美容師歴27年、現在は現場を離れました。ライターとしてまだまだ不慣れですが、多くのお客様と接した経験と、お役に立てる知識で役に立つコンテンツを配信します!

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