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ボタニカルとオーガニックシャンプーの違いは?頭皮には無意味!?

3年前に発売され、現在では「3秒に1本売れている」というメガヒットとなったシャンプー「BOTANIST(ボタニスト」。おしゃれ雑貨店だけでなく、いまや近所のスーパーでも取り扱われるようになりました。こちら、ノンシリコンシャンプー、オーガニックシャンプーに続く「第3のシャンプー=ボタニカルシャンプー」として一躍有名になりました。ノンシリコンはともかく、「そもそもボタニカルとオーガニックって、何がどう違うのかイマイチわからない」そんな人も多いはず。そこで両者の違いを検証したいと思います。もう売り場で迷わない!

ボタニカルとオーガニックシャンプーの違いは?頭皮には無意味!?

1. ボタニカルシャンプーとは?

今やシャンプーコーナーはボタニカル一色!?

 

ボタニカルとは「植物の」または「植物由来の」と言う意味です。
ヘアケアだけでなく、ファッションやインテリアまで幅広く用いら、こちらの界隈では「ボタニカル柄」なんて呼ばれています。ボタニカル=植物をモチーフしにしてるものということだそうな。

一方、ボタニカルシャンプーは、頭皮や髪の毛に優しいと言われている、植物由来の有効成分を配合したシャンプーです。

ただし、「ボタニカルシャンプー=髪や頭皮に優しい!」といい切れるわけではありません。
植物由来の成分を配合した、という共通点を除いては、各社商品によって含まれる成分もさまざま。
アルガンオイルなどの美容成分を配合したものや、髪や頭皮に優しいアミノ酸系で設計したもの、果てはノンシリコンシャンプーなど多種多様な商品が販売されています。

しかも、植物由来だろうが石油由来だろうが、シャンプーは「水」と「界面活性剤」が、構成比率の80〜90%を占めています。
そして、この界面活性剤のなかでもメジャーな「ラウレス硫酸na」は、洗浄力が強いために頭皮や髪に刺激となってしまう可能性があります。
この「ラウレス硫酸na」に関して言えば、石油由来だけでなく植物由来からも作れてしまうというのが現状。

出典:2018おすすめ美容院の見分け方

というわけで、ボタニカルシャンプーならすべて髪に優しい! と言い切るのはちょっと早計かと思われます。

 

2. オーガニックシャンプーとは?

なんとなく健康に良さそうなイメージ

 

いっぽう、ボタニカルより以前にブームとなり、今や定番のオーガニックシャンプーはどうでしょう。
オーガニックとは「有機栽培」のことですが、以下のような基準があります。

・3年間農薬や化学肥料を使用しない土地で栽培する
・化学合成農薬や化学肥料は原則使用しない
・放射線照射はしない
・合成添加物の使用の制限
・遺伝子組み換え原材料は使用しない

というわけで、これらを見るとオーガニックシャンプーなら、すべて地球にも髪にも優しい! というような気分になりますが、実はここにも落とし穴が。

上記のことから考えると「オーガニックシャンプー」とは有機栽培でのみ生産された原料を使っているシャンプー、ということになりますが、シャンプーには洗浄、泡立ち、防腐効果等が必要であり、それこそぬかや小麦粉を溶かした汁で洗う方法ではない限り天然素材だけでは不可能だと思うのですが、その辺の基準はどうなっているのでしょうか。実は、日本ではオーガニックの基準はあっても「オーガニックシャンプー」の基準はありません。そこはメーカーまかせというのがどうやら現状のようです。

出典:育毛大辞典

がーん!

そして、前項にある「ラウレス硫酸na」だって、たとえばオーガニックのヤシ油由来で作ることも可能です。
そうすればこのシャンプーは「オーガニックシャンプー」として発売することもできる…というもの。

 

 

3. ボタニカルとオーガニックの決定的な違いは?

 

それぞれをつらつらと解説してきましたが、結局のところ、ボタニカルシャンプーとオーガニックシャンプーの違いは

☆ボタニカルシャンプー

植物由来で作られた成分シャンプー

☆オーガニックシャンプー

オーガニック植物由来で作られた成分が多く含まれたシャンプー

ということになります。
あんまりピンと来ませんが、オーガニックシャンプーの定義がそもそも曖昧なこと、植物由来であっても抽出される界面活性剤の種類こそが髪や頭皮にとって大事そうなこと、と考えると、両者に明確な線引をするのは難しい(そしてあまり意味がない)のかもしれません。

強いて言えば、オーガニックシャンプーはボタニカルシャンプーの一部、と言えるでしょうが……。

 

4. 頭皮にはどちらのシャンプーがオススメ?

洗浄力が強すぎるものは肌に何らかの悪影響が…

 

シャンプーは頭皮や髪の毛の汚れを落とす物。前述した通り、シャンプーの約8割~9割は水と界面活性剤で出来ています。

ボタニカルとオーガニックの違いは曖昧とお伝えしましたが、オーガニックも植物由来の原材料なのでボタニカルの一部と考えても間違いではありません。
重ねて言いますが、ボタニカルシャンプーとオーガニックシャンプー、2つの違いは配合されている原材料がオーガニック農法で作られているか、その差のみ。

ではどちらが頭皮にとっていいのか?
答えは、「どちらがいいかというより、界面活性剤が良質かどうか」をチェックすべし!です。
頭皮ケアや薄毛対策には洗浄力の強いシャンプーを選ぶと頭皮の皮脂を落としすぎるので頭皮環境には×!
そして、ボタニカルだろうがオーガニックだろうが、洗浄力が強めな「ラウレス硫酸na」を抽出し、それを配合しているシャンプーはあるわけで、こうなると「なんにせよ、刺激強し」という結論に至ります。

というわけで、薄毛に悩んでいる人はやはり頭皮を刺激しないシャンプーがベスト。
ボタニカルかオーガニックか、ということよりは、よい界面活性剤を使っているかどうかを見るようにしましょう。
で、それは何かと尋ねたら、アミノ酸系のシャンプーを選ぶと良いようです。皮脂を落とし過ぎずに優しく洗浄することが出来ます。

界面活性剤としては、ラウロイルグルタミン酸naなどがアミノ酸系にあたります。
で、いい洗浄成分を使っているシャンプーであれば、ノンシリコンであっても髪がきしみにくいという好循環に乗っかれるようです。


というわけで(その2)、ボタニカルシャンプーvsオーガニックシャンプーのこの勝負は「ノーカウント」!
ただし、いずれの商品も「だから悪い」のではなく、ボタニカルシャンプーで、かつ、よい界面活性剤を使っている。とか、オーガニックシャンプーで、かつ、よい界面活性剤を使っている…といった高品質シャンプーももちろんたくさん出ています。
大事なのはボタニカルなのかオーガニックなのかということではなく、あくまで洗浄成分である界面活性剤が何か、というところなんだとうっすら覚えていただければ幸いです。

なお、冒頭に書いてしまったので回収するために話題の「ボタニスト」の成分をみてみると、界面活性剤としてもっとも多いのはコカミドプロピルベタインという「両性界面活性剤」です。

また初めて聞く名前に出会ってしまいましたが、両性界面活性剤とはこんな奴↓

陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤に続いて、両性界面活性剤という種類があります。両性とは、その名の通り「プラス」と「マイナス」の両方の性質を持った界面活性剤となります。つまり、洗い落とす「マイナス」の面、吸着する「プラス」の面を持ち合わせている成分です。通常、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤をぶつけるとお互いを打ち消し合ってしまう場合があります。しかし、この両性界面活性剤は1つの成分で両方の性質を持ち、洗いながら、コンディショニング効果をもたらすという成分です。

出典:シャンプー解析ドットコム

洗浄力は弱いが、安全性は高い、ということで知られているようです。

その次に多く含まれているココイルメチルタウリンNa、ラウロイルメチルアラニンNaは、低刺激性のアミノ酸系洗浄成分。
ただし、これだけだと洗浄力が弱いので、同じアミノ酸系でも洗浄力が強めなラウロイサルコルシンNaと、洗浄力が高い高級アルコール系界面活性剤のなかでも低刺激のラウレス-4カルボン酸Naで補っている、という感じ。のようです。
全然頭に入ってきませんが(笑)、頭皮への優しさは感じます。反対に、皮脂が過剰な人にはちょっと物足りないかもしれませんね?

というわけで(その3)、思わぬ結果となりましたが、今後のシャンプー選びの参考にしてみて下さいね!

アミノ酸系シャンプーなど、シャンプーの種類についてはこちらも参照

モテたい?

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