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足の臭いの原因が病気?何をしても取れない臭いに疑うべきこと

寒さで足元の防寒にも余念がなくなるこの季節。とはいえ一日中歩き回ったり、暖房ガンガンなオフィスや電車内にいると「…蒸れてんな」と我ながら思うことがあるでしょう。そんな日は足の臭いがいつもよりツイキ―になるのは致し方のないことですが、毎日毎日まんべんなく足が臭う場合は、ちょっと心配かもしれません。何か病気が隠されているのでは? そんな謎に迫ります(壮大!)。

足の臭いの原因が病気?何をしても取れない臭いに疑うべきこと

1. 足の臭いの病気①ストレス

 

まず、もっとも身近に挙げられるのがこのストレス。
以前、ワキガシリーズで触れましたが、ワキガの原因となるアポクリン汗腺はワキの下を始め、乳首や陰部など限られた場所にしか存在しません。
その代わり、全身に存在している汗腺が「エクリン腺」。
一般的な汗はこのエクリン腺から分泌され、ほとんど臭いはありませんが、大量に汗をかいたままにしておくと皮膚の常在菌に分解され、嫌な臭いを発します。

で、足の裏にはそのエクリン腺があるのですが、もともと汗をかきやすく、背中の5〜10倍もの汗腺があると言われているのです。
そのため、長いこと靴を履きっぱなしだと蒸れ蒸れ、プンプンになるのですが、ただでさえ汗をかきやすい足の裏が、さらに汗をかいてしまう原因の1つとして考えられるのがストレスです。

よく緊張すると「手に汗握る」といいますが、同様に足の裏にもびっしょり汗をかいているのです。
ただでさえ、1日にコップ一杯分の汗をかくといわれている足の裏。ストレスフルな日々を送ればその汗の量はさらに増えてしまうでしょう。いつもより足が臭うなと思ったら、心身ともに疲れてやいないか、ちょっと振り返ったほうがいいかもしれません!

 

 

2. 足の臭いの病気②水虫

 

もうひとつ、足の臭いと関連づけられるのが水虫です。
水虫は白癬菌という菌(カビ)への感染によって起こります。
白癬菌自体は無臭ですが、高温多湿な状態で活発化し、水虫を発症。
つまり水虫になっているという時点で、足は高温多湿で蒸れ蒸れな状態ということになり、いわんや臭いということになるのです。
そして、水虫菌が活発になり皮膚が荒れると抵抗力がなくなって、そこから雑菌が入り込み、やっぱり臭い、ということになるのです。

 

“特に気をつけたいのが、なかなか目が届かない指と指の間です。
この間にできる水虫を「指間びらん性水虫」と呼びますが、強烈なニオイを発生させる原因となりますから要注意です。”

出典:足臭い

 

3. 足の臭いの病気③多汗症

 

①と若干リンクしますが、多汗症の人の場合も、汗をたくさんかきすぎるために結果として足が臭いやすくなります。
多汗症って何さ、というと「何もしていないのにたくさんの汗が出てしまう」状態のこと。
たくさん運動をしてたくさん汗をかいたり、暑いときに体温調節のために汗をかくのは自然なことですが、そうした条件がないのにやたら汗をかいてしまうことを指すと思っていただければいいでしょう。

全身から汗がでる全身性多汗症と、特定の部分で汗が増える局所的多汗症があり、それぞれ、特に原因のない「原発性」と、感染症や内分泌代謝異常など何かしらの原因があって起こるものがあります。
このうち、原発性局所的多汗症では、手のひらやワキ、そして、足の裏から大量に汗をかくことが多いとされています。

多汗症は治療が可能なので、心配な場合は病院で相談してみると良いでしょう。

 

 

4. 足の臭いの病気④内臓疾患や糖尿病

 

そして、もっとも心配なのがこちらです。
内臓疾患、とえらく広い書き方になりましたが、要は内臓のどこかに異常が起きることで免疫力が下がり、細菌などに感染しやすくなるということ。
当然足の裏も細菌に感染しやすくなり、臭いがきつくなるということです。

また、糖尿病も同様で、抵抗力が弱まることで感染しやすくなってしまいます。
足に関して言えば、代表格は水虫への感染。
糖尿病は進行すると、手足など末端の壊疽という恐ろしい合併症を起こしかねませんが、その序章として皮膚のターンオーバーが過剰になり、いつまでたっても皮膚が固まらず柔らかすぎる状態が続きます。
それが雑菌をより繁殖させやすくするという負のサイクルを起こすのです。

ただしこれらの病気が潜んでいる場合は、足だけでなく体臭や口臭もきつくなることが多いようです。
その他、糖尿病なら血糖値など、ふだんの健康診断からわかることも多いので、検診の結果はきちんと把握しつつ、自分の足の臭いが何によって発生しているのかを考えていきましょう。

 

 

5. 病気じゃないのに足が臭い

 

最後に、これといった病気はないけれど、やっぱり俺の足は臭いというあなた。
それは靴や靴下に原因があるのかもしれません。

毎週週末に上履きを洗っていた子供時代とは違い、靴を頻繁に水洗いするという人は少ないもの。
まして革靴を連日履きっぱなしともなれば、雑菌が繁殖しまくりまくりスティ。

このサイトの読者にそんな不埒な輩はいないと信じたいものですが、同じ靴下を続けて履く、なんていうのはもちろん論外。
いいですか、足の裏は1日コップ一杯分の汗をかくのです。
それをしっかり吸収し、雑菌の温床となっている靴下を翌日も履くなんて自殺行為以外のナニモノでもありません。

靴下は毎日チェンジがお約束。
特に蒸れそうな日は、替えを持って歩くぐらいのダンディズム(?)があってもよいでしょう。
靴もなるべく清潔を保ち、丸洗いできないものはせめて中をキレイに拭き取るなり、日光に当てるなりして雑菌を退治。
「怠慢」という病気が足の臭いを発生させる大きな要因であることも、心に刻みましょう!

 

 

西まごめ

怠慢という病気を侮るなかれ

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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