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「美容効果なし!副作用あり!」ヒルドイド神話崩壊!美容目的で使用する人急増

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医薬品である「ヒルドイド」が乾燥肌に効く、さらには数万円の美容液よりも効果ある、などとネットで拡散され、瞬く間に治療目的以外で処方を求める人が急増。医療費を圧迫しかねない問題にまで発展しており、これにより保険適用外になる恐れも…。
自分さえ良ければいいという考えでは、真のイケメンにはなれません!
で、そもそもヒルドイドって何?※2018/06/11更新

「美容効果なし!副作用あり!」ヒルドイド神話崩壊!美容目的で使用する人急増

「美容効果なし!副作用あり!」ヒルドイド神話崩壊!美容目的で使用する人急増

1. ヒルロイドの効果とは?

 

そもそもヒルドイドは、大阪の製薬会社・マルホが製造販売する抗炎症血行促進剤、皮膚保湿剤です。
通常、凍瘡、瘢痕・ケロイド、指掌角皮症、皮脂欠乏症などの治療に用いられ、アトピー性皮膚炎の場合はステロイド剤とセットで処方されることも多い医薬品です。

皮膚の保湿作用があるため、乾燥にともなう諸症状を改善。
また使用部位の血行を促進し、血行障害に基づく痛みや腫れを軽くするというもの。
軟膏やクリーム、ローションタイプが出ていますが、どれも効果は同じです。

いっぽうのステロイドは免疫反応の抑制と、それによる炎症、かゆみなどの緩和効果があります。

 

▼ヒルドイドが化粧品より効くと妙な評判に

 

ヒルドイドは、前述の通り、治療目的で処方されるれっきとした医薬品です。
健康保険適用で、かかった費用の一部(年齢に応じて1~3割)を負担するだけで、薬の処方を受けられます。
しかしその薬効ゆえに、加齢によるしわや乾燥にも効くとして数年前から妙な評判になり、「高い美容液を買うぐらいなら、皮膚科に行ってヒルドイドを処方してもらおう」というブームになりました。
実際に、70歳未満で保険料3割負担の人の場合、ヒルドイドの軟膏を1本処方してもらうのにかかる自己負担額は、わずか1500円程度。
ハイブランドコスメの美容液ともなると1万円を超えるものも少なくありませんので、確かに安いですよね。
おまけに「病院で処方されるもの」ということで効果の高さを期待する人も多く、ステロイドと違い副作用が少ないところも人気を加速させたようです。

実際にひどい乾燥で皮膚科にかかった人が、ヒルドイドを処方されたらキレイに治った…というところから、「ならば私の乾燥肌だって!」と化粧品を放り投げ、皮膚科に走った人がいるというのは容易に想像できるでしょう。


しかし、安価で手に入れられるのは健康保険を使っているから。
実際には5000円以上の金額となり、3000円以上の不足分(7割)は保険料や税金が投入されています。

そもそも健康保険は、「病気、ケガ、出産、死亡」に対して適用されるもので、美容目的での使用は該当しません。

 

2. ヒルドイドが効く疾患

保湿目的で使った代償が「肌荒れ」になることも…。

 

では、ヒルドイドを健康保険で使える疾患は? というと、以下の通りです。

・血栓性静脈炎(痔核を含む)
・血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)
・凍瘡
・肥厚性瘢痕
・ケロイドの治療と予防
・進行性掌角皮症
・皮脂欠乏症
・外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹
・血種
・腱鞘炎
・筋肉痛
・関節炎
・筋性斜頸(乳児期)



いくら副作用が少ないとは言え、医薬品である以上、効き目はそれなりに「強い」もの。
安く手に入るからといって、ニ●アがわりに体中にベタベタ塗りまくっていると、思わぬ副作用を引き起こすことだって考えられるのです。

 

◎ヒルドイドの主な副作用

 

ヒルドイドの主な副作用としては皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹、潮紅、皮膚刺激感、紫斑などが報告されています。また、ハンドクリームのように大量に複数回使用することで、ニキビを誘発する恐れもあります。

※通常、1日1~数回適量を患部に塗擦またはガーゼなどにのばして貼り付けます。必ず指示された使用方法に従ってください。

加速するヒルロイド信者

 

◎メーカーからも注意喚起!?

 

このヒルドイドのブームは「睡眠薬」のように、『できるだけ多く処方して欲しい』という人を量産。
これまでは、病院側も美容目的でヒルドイドの処方を希望する患者(?)に対して、やむなく「皮脂欠乏性」という診断名をつけて処方していましたが、そのおかげで健康保険財政は大変なことになっています。
というのも、健康保険組合連合会(健保連)が昨年10月に公表したところによると、処方する必要性の低いヒルドイドなどヘパリン類似物質の薬剤費が、全国で年間93億円にのぼると推計されました。
医療費を圧迫しかねない問題にまで発展しており、これによりヒルドイド自体が保険適用外になる恐れも。

こうなると、治療目的で使用したい患者さんにとっては大迷惑。
病気でもなんでもない人たちのアンチエイジング欲のせいで、本来の「疾患で苦しんでいる人」も健康保険が使えない、という意味のわからない状況になりかねないのです。

ついには、ヒルドイドを発売製造している「マルホ」からは、嘘の拡散を止めようと以下のような注意喚起が!

“ヒルドイドの適正使用に関するお知らせ

マルホ株式会社(以下、マルホ)は、マルホが製造販売する「ヒルドイド®クリーム 0.3%」「ヒルドイド®ソフト軟膏 0.3%」「ヒルドイド®ローション 0.3%」(以下、ヒルドイド)を含むヘパリン類似物質製剤について、一部の雑誌やインターネット上に、美容目的での使用を推奨していると受け取られかねない記事の掲載を確認しています。

マルホは、これまでヒルドイドに関するこのような記事を確認した場合、その都度、発行元・配信元に対して、ヒルドイドをあたかも化粧品等と同様のものであるかのように紹介することは控えていただくよう要請してきました。また、併せて、医薬品の適応外の使用を推奨することは、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(以下、薬機法)に抵触するおそれがある旨も注意喚起しています。

マルホは、「薬機法」「医療用医薬品等適正広告基準」等の関係法規を厳守し、一般の方への医療用医薬品の広告をしておりません。また出版媒体からの、医療用医薬品の本来の使用目的から外れる趣旨の取材や素材提供等の要請は、すべてお断りしています。
医師が、患者さん一人ひとりの皮膚の状態を診察した結果を踏まえ、必要に応じて処方されているヒルドイドについて、患者さんが自己判断で治療以外の目的で使用することは、適切な効果が見込めないだけでなく、思わぬ副作用が発現するリスクがあります。

マルホは、医療用医薬品の有効性と使用される患者さんの安全性を何よりも重視しております。今後とも、ヒルドイドの美容目的での使用を推奨していると受け取られかねない記事に対して厳しい姿勢で臨むとともに、医療関係者の皆様や患者さんへの医療用医薬品の適正使用に関する啓発に努めるなど、責任ある企業として対応していきます。”

出典:マルホ「ヒルドイドの適正使用に関するお知らせ」(全文)

 

メーカーからのコメント通り、用途が違えば思いもよらない副作用が現れることもあるのです。
何より、「本当に」必要な人に届かないという本末転倒な結果を招くのはあまりにナンセンス。
「きれいになりたい」という気持ちはいくつになっても失いたくありませんが、「自分さえよければそれでいい」という考え方は、外見がいくらイケていても、内面的にブサイクすぎます。

ヒルドイドは化粧品ではありません。
肌に悩みがあったら皮膚科へGO! までは間違っていませんが、治療が必要なレベルでもないのに保険診療扱いで安く手に入れようとする行動は慎みましょう。
どうしても欲しい場合は全額自費で処方してもらえないか、医師に相談してみては?
それでも高級スキンケア商品よりは、まだまだ安いはずですから。

しかしその場合も、医師が「ヒルドイドはあなたには必要ない」と判断したら、おとなしく引き下がるべし。
「なんで、お金出すんだから、いいじゃん!」という考え方も…残念ながら、まだブサメンです。
副作用のデメリットが、美肌効果のメリットを上回っているとそのお医者さんが判断したのかもしれないし、「そもそも美容目的での処方はしていない」と言われたらそれまでですので。

そんなときは、ヒルドイドに似た、ヘパリン類似物質を主成分とした市販薬の使用を考えてみるといいでしょう。

◆小林製薬 アットノン

 



◆小林製薬 「Saiki(さいき)」シリーズ

 



◆ノバルティスファーマ 「HP」シリーズ 

 




などいろいろ出ていますよ!


真のイケメンは、見た目も中身も美しく! 美容男子はそう考えます。

 

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