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結婚2回!ドラマ引っ張りだこ!今こそ蛭子能収的生き方に学ぶべき!?

最近ではすっかりバス旅行でおなじみになった蛭子さんこと蛭子能収。もはや一片の狂気さえ感じる変なおじさんですが、そもそも何をしている人か知っていますか? 「テレビで見かける変なおじさん」は、恐ろしいほど紆余曲折かつ〝ゴーイングマイウェイ〟な人生を歩んでいますが、いまやベストセラー作家であり、今期に至ってはドラマにも引っ張りだこ。しかも何気に結婚歴2回と私生活も充実している、蛭子さん的生き方を紐解いてみましょう。

出典:女性自身

結婚2回!ドラマ引っ張りだこ!今こそ蛭子能収的生き方に学ぶべき!?

1. 蛭子能収のプロフィール!職を転々としたのち、不条理漫画家へ

 

すっかり有名人な蛭子さんですが、そのプロフィールはわりと起伏に飛んでいます。
若い頃の経歴を紐解けば、長崎出身で地元の商業高校を卒業後、看板店、ちりがみ交換やダスキン配達など、職を転々。
いずれも「ものすごく庶民的」な仕事です。

そんな蛭子さんですが、何を持って世に出たのかというと、漫画家。
33歳で漫画家になりました。遅っ。
少女漫画家は10代でデビューするのが当たり前、、、という中で、成人漫画といえどこのデビューの遅さはなかなかなものがあります。

しかも子どもの頃から目指す人が圧倒的多数を占める漫画家界において、蛭子さんはといえば「中学時代はどこかの会社の事務員になること」が夢だったそうです。夢も希望もねえな! 
しかし子供時代は劇画や映画に親しんでいたそうで、それが漫画家としての素地を作ったのかもしれません。
その後、デビューのきっかけとなる「ガロ」誌でつげ義春の「ねじ式」に感銘を受け、上京。映画監督を目指しますがうまくいかず、ここで一人で作業が完結する漫画家へと転身します。

でも作風は「不条理漫画」といわれるシュールなもの。
不条理漫画とは、キャラクターもストーリもセリフも、脈絡がないものだと思っていただければだいたい大丈夫です。
そして「ガロ」で、漫画家デビュー。ちなみにガロはアングラ系漫画としてアラフォー以上には有名な漫画雑誌です。
蛭子さん、不条理漫画のなかでも「特殊漫画家」というくくりに分けられたりもしています。ある意味不条理のエリート……?

しかしガロは原稿料が支払われず、すでに結婚し子どももいた蛭子さんは、前述の通りちりがみ交換やダスキン配達の仕事をするようになるのです。
うん、順番わかりにくいですが、ガロでデビューする(73年)前の年に、子どもを授かったこともあって前妻と結婚しており(72年)、でもガロだと食っていけないのでいろんな職を転々としていったわけです。

で、全然原稿料で食えないので郷里の長崎に帰ろうとしたところ、「もったいないよ」と引き止められて、79年頃から自販機本で再デビュー、そこからようやく漫画で食べられるようになっていき、自販機本のほか、官能劇画誌と呼ばれる媒体で作品を発表していくようになります。
いずれもいまや絶滅寸前ですが、どんな媒体化は字面から想像してください。

かように蛭子さんの半生は、結構いろいろあったんです。

 

 

2. いまやドラマ引っ張りだこ!今期も米倉涼子、おディーン様とも共演

初回視聴率は20%OVER!!

 

漫画家として再デビュー後は、80年代のアングラ・サブカルチャー界を席巻。
その作風は以下の通りです。

 

“読む人を選ぶ非常にシュールな作風であり、不条理ギャグやギャンブルについての4コマ漫画、あるいは暴力的なモチーフを多用して内面のダークな世界を描き出す精神分裂的な作風で知られている。”

出典:wikipedia

“漫画の特徴を一言でいうと「暴力と狂気にまみれたシュールでグロテスクなナンセンス不条理ギャグ漫画」というようなものになる。”

出典:wikipedia

 

精神分裂的ってすごいパワーワードですが、そんなアングラな蛭子さんがテレビに出るようになったきっかけは、というと、もとを辿れば柄本明。劇団東京乾電池の劇団ポスターを依頼されたことから、同劇団に出入りするようになったところ、フジテレビのプロデューサーの目に止まり「笑っていいとも!」に文化人枠でレギュラー出演するようになります。
人生万事塞翁が馬。

もう何年も前ですが、ご本人に取材したときに、なんでテレビに出ているんですか的なことを聞いたところ「テレビに出るとお金がたくさんもらえるんだもん」と非常に明朗な回答をいただきました。シンプルにお金目的で、自身の本業はあくまで漫画家なのだそうです。
これだけ売れても偉ぶることもなく、肩に力が入らない蛭子さん。なんてすがすがしい。
私は雑誌の取材でしたが、それなりの拘束時間だったにも関わらずテレビで見たそのままの「蛭子さん」で、「あーはいはい、いいですよ〜」と、色々協力してくれました。すき。

そんな潔さやフラットさがお茶の間でも現場でも受けたのでしょう。
テレビに出る機会が増えていき、最近では「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズが話題になりました。太川陽介との珍道中っぷりが「予定調和ばかり」のテレビ界に一石を投じ(大げさ?)、根強い人気を誇っています。

今期の秋ドラマでは、ついに「ドクターX」で、失敗しない天才外科医・大門未知子役の米倉涼子と共演。
しかも本人役(笑)。

おまけにローカル路線バスで米倉涼子と乗り合わせ、混浴までするというぜいたく設定。
蛭子さんの人生の右肩上がり具合がハンパない!

ちなみに10月15日スタートした「今からあなたを脅迫します」にも出演!
おディーン様、武井咲らとも共演するなど、もはや売れっ子俳優です。ちなみにこちらの役名は「ロビン」。ロビンって!!
おディーン様やぱるるの行きつけのbar青龍の従業員、という設定ですが、原作にはないオリジナルキャラです。
そんなにまでして蛭子さんを出したかったのでしょうか。
ロビン…

 

3. 蛭子さんの人生哲学が話題に

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そんな超絶大器晩成感漂う蛭子さんですが、近年では漫画ではなく、本人の人生観が垣間見える書籍が軒並みベストセラーになっています。
きっかけは2014年に発売された「ひとりぼっちを笑うな」(KADOKAWA)。
路線バスの旅での自由奔放な振る舞いが人気を呼んだことから、その発想法や行動原理について執筆を依頼されたそうです。
最初は面映ゆく思っていたそうですが、昨今の友達偏重傾向みたいなものに、違和感を持っていたこともあり依頼を引受け、出版したところ、その生き方に共感する人が続出しなんと10万部を突破。

さらに、現在では「女性自身」誌上でおばちゃん相手に「蛭子能収のゆるゆる人生相談」なる連載を持ち、毎週悩める女性たちへ金言を呈しています。

しかしその回答はやっぱり蛭子さんで、たとえば「ミュージシャンを目指す彼がヒモ状態な上、浮気までされた!」というお悩みには「男に入れあげるより競艇に入れあげるべき」とトンデモ回答を……。
そう、蛭子さんは競艇が大好きです。なんて役に立たない人生相談。

また別の回では、「上司へのごますりがうまい同期の一挙手一投足が気になる」というお仕事相談に対し「“芸能界のおじさん枠”を争うひふみんはコワイ存在」と回答。いやそれ回答になってないから!

それでもよくよく読めば、

 

“そもそもリーダーなんてなりたいものですかね。オレもダスキンで働いていたときは地区リーダーでしたが、部下はアルバイトの2人。それでも面倒なだけでした。ライバルを気にしないで、自分のどこに問題があるのか探してみたらどうですか”

出典:女性自身8月22.29日合併号より

 

と、時折至極まっとうなことを言っていたりするものだから、ヘタな人生相談よりもハッとさせられます。

で、こちらも書籍化され話題に。
最近では第二弾まで出しちゃって、第一弾に比べて書影もカックイイ感じになっています。

有吉まで宣伝

 

 

4. 蛭子さんから学べ!?自然体こそが仕事も結婚も連れてくる!?

大好きな競艇ゲームも監修していた!

 

今月古希を迎えるというのに、なお活躍のフィールドを広げる蛭子さん。
その最大の強みは、どんなときでも「他人にとらわれず」「きれいごとなし」で生きてきたからでしょう。

他人の顔色を伺ってばかりいたところで、結局得られる評価は「あいつ、べんり」に過ぎませんよね。
もちろん自分さえよければ周囲を傷つけても構わない……という協調性レスな生き方では困りますが、蛭子さんは「自分の人生の主人公は自分」ということを教えてくれる貴重なおじさんなのかもしれません。
年齢的にはもうおじいちゃんだけど。

ちなみにこんなに自由奔放な蛭子さん、芸能界という特殊な世界だからこそ活躍できているのかと思いきや、私生活でも2度の結婚をしており、いまでも現在の奥さんとラブラブのようです。
前妻とも離別ではなく死別しており、あまりに悲しく、かつ結婚生活が素晴らしいものだったから再婚しようと思い、これまた女性自身のお見合い企画で出会った年下女性と2007年に再婚して、現在に至ります。

ひとりぼっちで構わない。笑われる勇気を持っている。
仕事の成功も幸福な結婚も目指したい男子は、そんな蛭子さんのある種「肝が据わった生き様」を見習ってみてはいかがでしょうか?

 

 

西まごめ

蛭子さんのお財布はATMの紙封筒。下ろすたびに新しいのに取り替えられるから便利だそうです(笑)

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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