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衆院解散!…って何?次の選挙はいつ?【政治知ったかぶり】

安倍首相は28日招集の臨時国会の冒頭で、衆院を解散する意向を示しました。
「衆議院解散」「解散権は総理大臣の最大の権力」などなど、耳にタコができるほど聞いていますが、いまいちピンと来ていない人も多くないですか。「フーン、で?」と。でも、国内外がわちゃわちゃな今こそ知っておいたほうがよさそうなので、「いまさら聞けない政治の基本」をたしなんでおきましょう。

衆院解散!…って何?次の選挙はいつ?【政治知ったかぶり】

1. そもそも衆議院しか解散しない

森加計問題の焦点そらし解散か?

 

衆議院解散、略して「衆院解散」とは、文字通り衆議院を解散すること。
その前に、日本の国会には参議院と衆議院がありますが、解散があるのは衆議院のみです。
(ちなみに衆議院のほうが任期も短く、参議院の6年に対し、4年)

これは、法案とか予算とかを決めるときに、衆議院の決定のほうが優先されるからです。
つまり、参議院に比べて「民意が反映される」(べき)なのが、衆議院。
そして、選挙で過半数の議席を獲得した政党が政権を握り(=与党)、その党から総理大臣になるというわけです。
現在(というか、1955年に自民党が結党してから結構長い間)、衆議院の与党は自民党。
そして安倍総理は自民党総裁ゆえに、内閣総理大臣であるというわけです。


話は戻り、そんなわけで衆議院は民意が反映されるべき議会ですから、やってることがいまいちな感じになってくると、「なんだコレ」と国民の不信感が高まってきます。
その「国民からの支持率」を表しているひとつの数字が、「内閣支持率」ってやつですね。

 

 

2. 衆院解散は、政権与党の「俺たちでいい?」

寝ることが仕事の議員も山ほど居ますよね

 

で、その内閣支持率があんまり下がってきたり、野党にヤーヤー言われたりすると、「どうすんねんこれ」という状態になります。

そもそも衆議院が国民の声を聞いているのか、という基本的な疑問に立ち返ると、「支持率が下がろうが知らないよー」という態度もとれそうなものですが。
でもそうすると、任期の4年が経ったあとが大変なのです。
政治家さんは当選しないと無職ですし、政党は与党になれないと、政権が握れません。

現在の与党である自民党の立場でいえば、「国民から嫌われたまま」4年が経ってしまうと次の総選挙で票がとれず、議席の過半数が取れなくなってしまいます。
政権をとれなかったその他の政党は「野党」。
ちなみにその野党のなかでいちばん議員数が多い(=第一党)民主党がこの間「民進党」に名前を変えました。ややこしや〜。

なので、任期を待たずに政治が煮詰まってくると、内閣は「内閣総辞職」または「衆議院解散」というどちらかの方法をとります。

内閣総辞職は、首相はじめ大臣たちが「はい、すんませんでした。辞めまーす」というもの。
衆議院自体は存続し、同じ議員たちでもう一度、内閣総理大臣を選び直します。
記憶に新しいのは、3.11の際に政権与党だった民主党で、菅内閣が総辞職。代わって野田政権が誕生しています。
でもこの野田内閣にもいろいろ批判が集まり、結局衆院解散。そこで安倍首相with自民党が政権に返り咲くのであった。

で、衆議院解散は、というと、
「え? じゃあもうこの会やめようぜ! お開き。解散!」というものです。
大臣が辞めるだけでなく、衆議院自体が解散するので、与党も野党も、議員全員選び直し。
これは、内閣が、衆議院の反対勢力に対し「じゃあ、俺とおまえとどっちが正しいか、国民に聞こうぜ!」というものです。

これを政治っぽくいうと「国民の信を問う」という言葉になります。

 

 

3.「今ならイケる」安倍総理はそう思った(妄想)。

 

ではなぜ、このタイミングで安倍総理は衆院解散に踏み切ったのか。

それが、テレビでよく言われる「今ならまだ民進党に勝てると踏んだから」ってやつでしょう。
NHKの内閣支持率推移を見ると、現在の第3次安倍内閣は、今年2月の時点で6割近くを記録していたものの、徐々に低下。
北朝鮮など不穏な情勢に対する強硬姿勢や、豊田真由子の暴言事件、SPEED今井絵理子のゲス不倫と内外ですったもんだが続き、ついに7月には「支持する」が35%に下落。かわって「支持しない」が48%と逆転するなどまさに「どうすんねんこれ」状態に追い込まれます。

9月の世論調査の時点では、この逆転現象はもとに戻り「支持する」44%、「支持しない」36%。
しかしこれも、なんとも微妙な雲行き……。

 

“支持する理由では、「他の内閣より良さそうだから」が50%、「実行力があるから」が16%、「支持する政党の内閣だから」が15%でした。逆に、支持しない理由では、「人柄が信頼できないから」が35%、「政策に期待が持てないから」が33%、「実行力がないから」が12%となっています。”

出典:NHK

 

いつまた何時、不支持が支持を上回るかわからない。
そして、2014年に発足した第3次安倍内閣も、残すところ1年。
このままジリ貧になるもの悔しいわい、と思ったかどうかは定かではありませんが、そんな最中に自民党に朗報がもたらされます。

それが、民進党の分裂と、山尾志桜里議員のW不倫疑惑!!


民進党は、ご存じ「白ジャケット」の蓮舫代表が辞任し、前原誠司が新代表に就任しました。
が、それもつかの間、現在「離党ドミノ」が泊まりません。否、止まりません。

かつて山本モナとの不倫疑惑が報じられた細野豪志氏にはじまり、「重要っぽい人」(松原仁元国家公安委員長や、東京19区で民進党公認が内定していた末松義規元衆院議長など)が続々と離党。
細野氏と松原氏は、小池百合子知事が代表を務めることを発表したばかりの「希望の党」に合流するとのこと。

さらに、民進党では山尾志桜里議員がダブル不倫疑惑を報じられ、疑惑は否定しながらも引責辞任(なんのこっちゃ)。
待機児童問題などで舌鋒鋭く自民党に切り込み、その美貌と「働くお母さん」であるところからとくに女性からの支持が高かった山尾志桜里議員の不貞とあって、イメージダウンがとどまるところを知りません。
おまけに山尾氏、自民党の宮崎謙介元議員のイクメン不倫が報じられた際は、それはそれは手厳しく糾弾していたのに対し、今回の自分の疑惑に対しては完全に及び腰。


これだけ他党が不安定な状態なら、いま解散してもう一回総選挙をしたほうが、結果、自民党が政権をとれる可能性が高いと踏んだのでしょう。
他人の不幸は蜜の味とはよく言ったものです。

 

4. 次の選挙はいつ?清き一票の清きってなんだろう

 

さて、そんなわけで、間もなく解散される衆議院。
解散総選挙は10月10日公示、10月22日投開票の予定です。

おそらく自民党の読み通り、「このままいけば」安倍政権が存続する見込みは高いでしょう。
ここでは特定の政治信条について論評しませんが(だって衆議院の解散がよくわからなかったぐらいなので)、やっぱり選挙には行きましょう。

北の国の覇気ヘアーや各議員のゲス不倫に1mmでも関心を寄せたことがあるならなおさらです!

 

 

西まごめ

NO more 知名度狙いの候補者擁立!

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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