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上原多香子が長期休業!「離婚」と「死別」「死後離婚」の違いとは?

自身の不倫が原因で夫が自殺したことが報じられた元SPEEDの上原多香子。現在出演中の舞台が千秋楽を迎えたら、長期休業に入ることが明らかになりました。また、当時の不倫相手と見られる阿部力(トントン)のInstagramにも批判コメントが殺到しています。婚姻中の不倫のあれこれはすでに多数報じられていますが、今回着目したいのは、新恋人ができる半年前まで亡くなった夫・TENNさんの「森脇姓」を彼女が自ら名乗っていたこと。離婚と死別には違いがあるのです。

上原多香子が選ばなかった理由とは?「離婚」と「死別」「死後離婚」はココが違う

上原多香子が長期休業!「離婚」と「死別」「死後離婚」の違いとは?

1. バッシングに拍車をかけた上原多香子の行動

ワイドナ、アッコにおまかせ、サンジャポも触れられない!?

 

TENNさんの自殺の理由が上原多香子の不倫にあったことが明らかになったのは、女性セブンが報じた通り。
遺書と証拠写真も公開されたことで、彼女と阿部力(トントン)が不倫関係にあったこと、TENNさんがそれを知ってしまったことなどが白日の元にさらされました。

TENNさん側の理由で子どもができなかったこと、その上で上原多香子がトントンと「子どもが欲しい」とLINEのやりとりをしていたことなど、ドラマ・マンガも真っ青な内容。
3年前「不可解」とまでいわれたTENNさんの死ですが、こんなに残酷な理由だったなんて……と、関係者のみならず肩を落とした人も少なくないと思います。

すでに2人は世間から猛攻撃を受けていますが、とくに上原多香子に対するバッシングに拍車をかけたのは、彼女がTENNさんの死後もあえて「森脇姓」を名乗っていたことと無関係ではなさそうです。

亡くなった当初も(その時点ですでに嫁の不貞を息子の遺書によって知っていたはずの)TENNさん側の親族は「籍を抜いていい」と伝えていたことが報じられています。今回の女性セブンの記事でも、昨年の三回忌法要の直前にもTENNさんの母が上原に“森脇の名”を捨てるようすすめたとあります。
しかし彼女はこれを拒否。上原が出したという一通の手紙には、以下のように綴られていたといいます。

 

“私、森脇のままでいさせてください。お仕事を再開して「上原多香子」として呼ばれ過ごす時間が長くなり、ふとした時、自分に戻った時、仕事場でも「森脇」と答えた瞬間に、あぁ〜私は森脇多香子なんだなぁと思いました”

出典:女性セブン8月24・31日号より

 

葬式で気丈に喪主を務めた姿や、このくだりだけを見ればとても健気な妻に見えますが……。

実際にしていたことはその真逆なわけで、かえって「いい嫁ぶってるんじゃないか」という、憶測を呼ぶ羽目になってしまいました。


さらに今年5月、新恋人の存在をフライデーされたことで、急に籍を抜きたいと言ってきたとのこと。
記事が出る2日前のことで、上原はその後実際に「上原姓」に戻ったそうです。

森脇家にしてみれば、嫁の不貞を知っていながら責めることはせず、これまで「森脇」でいるよう引き止めていたどころか、「上原」に戻っていいよと言っていたのを、誰あろう上原当人が拒んでいたわけで。
それがいきなり、恋人ができたから姓を戻したいと言われたことに、脱力感を覚えたといいます。
「世間の同情を集めるだけ集めておいて」と思ってしまっても無理はなさそうな展開ですね。
熱愛発覚の記事では「TENNさんの死を乗り越えて」と書かれたことも、家族の重荷になったとのことです。

上原とTENNさんとの間にどんな感情のやりとりがあったのかまではわかりませんが、少なくともTENNさんの家族にしてみれば、
「息子に死なれたばかりか、嫁の不貞を知ってしまった。それさえも触れずに“上原に戻りな”と最大限の気遣い(というか、忍耐)をしてきたのに、“いい嫁”という猿芝居に付き合わされた。挙句、新しい恋人の存在が報道されるからその前に身綺麗になりたいと言わんばかりに、手のひらを返された」という気持ちになっても不思議ではありません。

そのやりきれなさが、TENNさんの弟を兄の遺書公開へと走らせたのではないでしょうか。

あの時、「上原」に戻っていれば、ここまでの煉獄を味わわずに済んだような気がします。

 

2. 離婚と死別はここが違う

 

そもそも結婚とは何かというと、他人同士が「夫婦」=家族として認められるだけでなく、配偶者の家族も法律上の家族となります。
美容男子の読者の皆さまなら、結婚した場合、妻の血族も「義理の両親・きょうだい」という家族になるわけです。
これを「姻族関係」といいます。

しかし、その後夫婦関係が破綻した場合はどうなるのでしょう?
一般的な「離婚」であれば、離婚届を出した時点で夫婦関係が解消されるだけでなく、自動的にその家族との関係(姻族関係)も解消されます。

 

◆上原の場合のように配偶者と死別した場合は?

 

実は、配偶者との婚姻は終了しますが(相手が亡くなっているので、致し方ありません)、姻族関係はそのまま継続されるのです。


その理由はよくわかりません。
夫婦ふたりの意志を持って別れる「離婚」とは異なり、死別は病気や事故など、本人の意志と関係なく起こるケースが多いものですから、「結婚=両者の血族も踏まえて家族になる」契約であることを踏まえると、「死別」の場合は家族関係の解消にまでは踏み込まない、というスタンスなのかもしれません。

いっぽうで、「家制度」の名残? という邪推に近い考えも脳裏をよぎります。
「家制度」が存在していた一昔前までは、結婚は紙切れ一枚の話、とはいかず、妻が夫の実家で暮らす、ということとほぼ同義だったわけです。「家」の「女」と書いて「嫁」ですから、その家に、文字通り「嫁ぐ」わけです。
そこで、夫が亡くなったりしても、女性が「○○家の嫁」である事実は変わらないわけで、そのまま夫の姓を名乗り続けることになるわけです。

戦時中は、夫が戦死してしまうことが少なくありませんでしたが、それでも妻はその家の嫁であることに変わりはなかった……というと、わかりやすいでしょうか?
さらに言えば、そのまま、亡くなった夫の兄や弟と再婚するというケースも珍しくありませんでした。
いま聞くと「どっひゃ〜」と思いますが、いっぽうで「○○家の嫁」ということに重きが置かれていたことがなんとなく伺えますよね。
祖父母世代まで遡れば、親戚のなかのどこかにそういう話が出て来るケースは決して少なくありませんよ。

ここではわかりやすいたとえとして、上原と同じく女性を主語にたとえてみましたが、跡継ぎに女性しかいない家であれば「婿取り」をしますので、「○○家の婿」になるわけです。

そんなこんなで(?)、仮に男性が先に妻を亡くしても、妻の家族との姻族関係は終了しません。
ただ、いまでも日本の結婚の多くは「女性が男性側の姓を名乗る」ケースが圧倒的に多いので、男性側にはいまいちピンと来ないかもしれませんね。
しかしそれゆえに「亡くなった妻との親戚関係がまだつづいている」ことに気づかない方は多いかもしれません。

◆結婚と入籍は厳密には違う

 

ちなみに今回の上原のケースでは「籍を抜く」という表現が使われています。
確かに上原は戸籍上、森脇姓を名乗っていましたが、決してTENNさんの親の戸籍に上原が「嫁」という区分で入籍したというわけではありません。
現在の制度では、結婚とは、男女2人がそれぞれ親の戸籍から抜けて、新しい戸籍を作ることを意味しています。
で、その時、「夫婦どちらかの姓を名乗ること」が決められているのです。
戦前とは違い、現在の戸籍法は男女平等。
しかし日本では現状も、多くのカップルが「夫側の姓を名乗る」ことを選択している。というわけです。
なので、結婚報告でよくある「入籍しました!」は厳密には間違いだ、という指摘もあるんですよね。
正確には「新戸籍作りました! 選んだのは夫の姓のほうです!」でしょうか。
まあこれだとまだるっこしいのと、やはり「嫁ぐ」文化の名残がどこかにあろうことから、「入籍しました」ワードがいまだ鉄板となっているのでしょう。

長くなりましたが、そういうわけで、上原はTENNさんと死別した時点で、婚姻関係は終了しています。
ただ、結婚時に2人で作った戸籍が「森脇」姓を選んでいたため、その後も「森脇多香子」となっていたわけです。

 

3.「死後離婚」と「復氏届」の違いって?

 

じゃあ、籍を抜くとか、上原に戻るってどういう意味かというと、死別によって残された妻が、旧姓に戻りたい場合は「復氏届」というのを役所に提出すればいいわけです。
これによって、夫と新たに作った戸籍から抜け、旧姓に戻ることが可能です。
TENNさんの母が言ったとされる「籍を抜いていい」というのは、このことを指しています。

このとき選択肢は2つあり、親の戸籍に戻る方法と、自分で新たに戸籍を作る方法とがあるようです。

注意するべき点としては、自分は復氏し、夫との戸籍から抜けることができても、2人の間に子どもがいれば、旧姓に戻れるのは妻だけ。子どもは元の戸籍のままで、名字も変えることができません。
子どもを自分の戸籍に入れたい場合は、別途、家庭裁判所へ届け出をし、許可してもらう必要があるのです。

しかし、既報通り、上原とTENNさんとの間に子どもはありませんでした。
復氏届けは、配偶者の死亡届が受理されていればいつでも提出できるので、ゆえに、TENNさんの母は「早く上原に戻りなさい」といい続けていたのでしょう。


ちなみに、これまたややこしいのですが、復氏届を出して(夫の戸籍から抜け)旧姓に戻ったとしても、夫の血族との姻戚関係は継続します。

 

◆姻戚関係終了届=死後離婚!

 

配偶者と死別したあと、その血族との親戚関係(姻戚関係)も解消するには、「姻族関係終了届」というこれまた別の届け出が必要です。

“姻族関係を終了するかどうかは、本人の意思決定によるものであり、配偶者の血族の了解は必要なく、本籍地もしくは住居地の市区町村に「姻族関係終了届」を提出するだけで手続は終了します。”

出典:税理士法人チェスター

 

またもや女性を主語にするならば、夫に死別された女性が、夫の家族(姑など)と縁を切りたくなれば、姑らの了解をとらなくても、いつでも手続きが可能というわけです。

この制度は、「○○家の嫁」とどうしても嫁ぎ先に縛られてしまう女性の自由を保護するためにできたものと考えてもよさそうです。
夫に先立たれたあとも「嫁」という立場から、姑や舅にいびられ続けたり、扶養義務を負わされたり、介護の負担を担わされる女性を解放するためのもの、という解釈が広く存在しています。

そのため、昨年ごろからこの姻族関係終了届は主に奥様世代から注目を集め、「死後離婚」という新たなワードが誕生。
夫と死別しているのに、これ以上姑に縛られてたまるか! という、最後の「嫁世代」への福音として、女性誌などで大きな話題となりました。
しかしこの姻族関係終了届では、旧姓に戻すことはできません。
旧姓に戻したければ、やっぱり復氏届が必要。というわけです。
「離婚」と違い、配偶者と死別した場合は、目的によってさまざまな届けが必要なのです。

簡単におさらいすると、こんな感じです。

・離婚届

 

存命中の夫婦が、その関係を解消するための届け。同時に、配偶者の血族との関係(姻族関係)も解消されます。一般的な日本の婚姻を例にとると、結婚によって女性が男性側の姓を名乗るケースが多いかと思いますが、離婚をすると、当然、氏を改めたほう(一般的には女性)が元の氏(=旧姓)に戻ることになります。

・婚氏続称の届

 

先の本文中には出てきませんでしたが、離婚はしたけど、結婚時の姓をそのまま名乗りたいという場合には、離婚から3ヶ月以内にこの届けをすることで、結婚時の姓を名乗り続けることができます。よく聞くケースとしましては、子どもの姓を変えたくない、というパターン。離婚は子どもにとっても大きなダメージ。また、姓が変わることで親の離婚が明らかになり、いじめの対象になってしまうことも、残念ながら少なくありません。そのほか、さまざまな手続きの煩雑さを避けるために、婚氏続称を選ぶ人も存在しています。

・復氏届

 

結婚によって姓を改めた人が、配偶者と死別したことによって、旧姓に戻ることを希望した場合に出す届。配偶者とともに作った戸籍からも抜け、親の戸籍に戻るか、新たに自分で戸籍を作るかの2通りがあります。ただし、子どもがいる場合は、子はもとの戸籍に残り、姓もそのままとなります。

・姻族関係終了届

 

配偶者と死別した人が、その血族(姻族)との関係を解消するために出す届け。姻族の許可は必要なく、本人の自由意志で提出することができます。姻族との関係を断つことから、扶養義務などは発生しなくなるいっぽうで、配偶者の遺産を相続した場合にもその相続権に影響はありません。また、子どもがいる場合はどうなの? という場合。本人(わかりやすく言えば夫を亡くした妻)とその姻族との関係は終了しますが、子どもには影響しません。つまり、子どもからおじいちゃんおばあちゃんを奪うことにはなりませんので、「死後離婚」として、熟年女性の間で現在注目を浴びているのです。


姻族関係終了届に関しては、上原多香子がどうしているかは定かではありません。

ただ、TENNさんが亡くなった時の記事にはこんな記述が……。

“「離婚してシングルマザーの子持ちとなった今井は通夜から駆けつけ、悲しみに暮れる上原を支えた。自身のブログにメッセージをアップし、悲しむ姿に何もできない歯がゆさをつづっている。が、島袋も新垣もなしのつぶて。島袋のツイッターにもブログにもお悔やみのコメントはない。いったい何をしているのか……”

出典:Asagei+

 

上原はメンバーの中ではヒロこと島袋寛子ともっとも仲が良かったはずなのに、と、同記事で芸能ライターは首を傾げ、さらに記事内では、そんなヒロの薄情な態度にTENNさんの自殺との関連性を疑う声もあることを示唆。
現れてしかるべき親友は姿をみせず、当時の上原を支えた今井絵理子は同じく不倫騒動の真っ只中。
また、今井もTENNさんの遺書を見ていたことが、発売中の女性セブンで明らかにされています。


言葉にならない感情を掻き立てられる一連の騒動。
結婚とは何か、という迷宮に入ってしまいそうですが、せめて結婚、離婚、死別の知識だけは抑えておきましょう。

 

ライター後記

 

西まごめ

そろそろ結婚制度そのものを変えたほうがいいような

週刊誌記者を経てフリー編集・ライター。美容男子クレオパトラ担当。

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