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テレビの国のエトセトラ

 

 

DVDレコーダーっていうんですか? テレビ番組をうんと録画できるプレーヤーが我が家に導入された近年以降、 テレビとの付き合い方がものすごく変化したのを感じます。

なにをいまさら、どうしてこのタイミングでそんなことを書いているかというと、 6月のひと月、個展で忙しかったことによりほとんどテレビを見なかったのですが、 録りためてあった好きな番組を後追いのようにして7月に見まして。 夜ごと同じ番組ばかり見ていると、 テレビであってテレビじゃないような、 なんとも不思議なその感覚に意識がフォーカスされたからであります。

ちなみにウチの常録画プログラムはというと、 「サザエさん」、「5時に夢中」(月曜日)、「ボクらの時代」、「アウトデラックス」などでありまして、 ほんとに偏っているなー、と思うけど、偏りこそが自然とも思うし、 いちいちそんなことを反省しているとキリがないので、ひとまず良し。

さて、話をもとに戻しますと、 我が家にかぎらず今やテレビというものは、 パっとつけてなんとなく、延々と見るものから、 気に入った番組をピンポイントで見る方式に変わりつつあるのかもしれませんね。 そうなると不要な情報が大幅にカットされることとなり テレビに振り回されることもずいぶん軽減されることでしょう。

そうしてテレビに貴重な時間を支配されることが少なくなっていき、 ある意味”適切な距離感”を保てるようになり、ふと気がづいたことがありました。 それは「テレビは絶対じゃないということ」。

いや、ぜんぜん絶対じゃねーし、と思われる方もたくさんいそうですが、 少なくともぼくは、生粋のテレビっ子、テレビ教の信者のような子供・学生時代を過ごしまして。 それにより、伝えられている内容はもちろん、テレビというメディア自体を ”基本的に正しい”という「真実ベース」なものとして無自覚に認識してきたのだと思います。

その後インターネットが発達し、「テレビって実は」みたいな情報が飛び込んでくるようになり、 じょじょに鵜呑みにすることへの警戒心が育つこととなりました。

が、それでも、幼少期からの積年の思い込みはすさまじく、 「嘘もよくつくし、騙してくることもあるけど、でも、基本的には良い人なの!」 と、ややこしい恋愛中のような状態にありましたが、 ここへきて、テレビでやっていることのすべてがどうでもいいのかも。 という脱会者のような気持ちがふつふつとわいています。

その心は、さまざまありますが、 今回広げた風呂敷的な部分で言いますと、 テレビ(テレビに限らずですが)で取り扱っている深刻なニュース、出来事のほとんどは、 ひと月後には「え、なんだっけ? ああ、そういうこともあったね」 といったシロモノなんじゃないか、と思えたことがあります。

6月ある回の「5時に夢中」(その日の新聞からトピックを10選びコメンテーターが見解を述べる番組)では、 ”小出恵介が一晩に何度射精したか”というスポーツ新聞の記事が取り上げられていて、 小出くん好きだから、へーと個人的には思いましたけど、 まあ、そうとうどうでもいい内容の記事なわけですがそれ以上に、 「小出恵介がどうしてニュースになっているのかわからない」という一瞬があった自分に驚いて。

人の噂も75日といいますが、 今日騒ぎ立てられていることのほとんどが半年後にはすっかり忘れ去られているのだとしたら、 そのことに貴重な時間、エネルギーを費やすことはナンセンスなことだなあ、と思ったのです。

 ネットによる炎上をテレビで取り上げること自体がその商法に乗ることになりダサい。  炎上についての記事を番組で取り上げるのは今後一切やめよう。

「5時に夢中」でのある記事に対してマツコ・デラックスさんはそんなコメントをされていて、なるほどねー。 と思いましたが、もしかするとテレビが行っていることも似たような部分があるのかもしれません。

そもそも「小出恵介」という人が”あ!小出恵介だ!”という存在になるには、 おそらくテレビの影響力が強大なわけで、 そうしてスターを作り上げ、スターが登場することで番組というコンテンツが成り立ち、 さらに不祥事を起こした!とセンセーショナルに騒ぎ立てる。

一粒で二度美味しいといいますか、 持ち上げるのも叩きおとすのもテレビがしていることで(スポーツ新聞や週刊誌などもですが)、 つまりはテレビを熱心に見ない人にとってはまるで関係ない、どうでもいいことになるのかな、と。

だから何だ、ってことはないし、 ていうか、そんなこと百も承知で付き合っているし、それを含めて楽しむのがテレビじゃん! という声も聞こえてきそうですが、 熱烈なテレビ信者だったぼくはそれをまったく知りませんでして……。 周知の話かもしれぬことをウダウダと書かせていただいた次第です。

本日も最後までお読みくださり誠にありがとうございました!
ニュー男子 拝

 

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