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【医師監修】薄毛の治療薬

 

 

男性にとって深刻な悩みの薄毛。最近は、「男性型脱毛症」を意味するAGA(Androgenetic Alopecia」という言葉も広く知られるようになりました。AGAの薬については、テレビコマーシャルなどでも盛んに宣伝されていますね。今回は、AGAの薬の気になる効果や副作用などについてお話しましょう。

・ミノキシジル・・・もともとはアメリカで、血管拡張作用がある降圧剤の内服薬として開発されたものですが、内服していた患者さんの毛髪や体毛が濃くなったことで、発毛剤として使われるようになりました。ミノキシジルには血管拡張作用だけでなく、発毛を促進し、ヘアサイクルを復活させる作用もあったのです。

 ただ、ミノキシジルには狭心症や不整脈など重大な副作用が多々あったため、現在降圧剤の内服薬としては使われていません。発毛剤としても、あくまで副作用の少ない外用剤のみが認可されています。

・フィナステリド・・・AGAは、男性ホルモンの「テストステロン」が、5α-リダクターゼという酵素によって「ジヒドロテストステロン」に変換されることが原因のひとつ。フィナステリドには、この5α-リダクターゼを阻害することによって、ジヒドロテストステロンの産生を抑える働きがあり、内服薬でも外用剤でも効果があります。

 ただし、フィナステリドには抑うつ状態や、性欲減退、勃起機能不全(ED)、射精障害など男性にとってはデリケートな問題となる副作用が起こることがあります。しかも、これらの副作用の症状が、服用をやめても治まらないことがあり、注意が必要です。

・ザガーロ・・・2015年に厚生労働省から認可された新しい治療薬です。フィナステリド同様、5α-リダクターゼを阻害する働きがあります。5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、フィナステリドはⅠ型のみを阻害するのに対し、ザガーロはⅠ型とⅡ型の両方を阻害するため、発毛・育毛により高い効果を発揮します。

 薄毛が気になったら、自分であれこれ悩む前に、専門の医療機関で相談してみるのもひとつの手ですね。

 

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