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個展前夜の前夜

 

 

個展日記プロローグ

プロローグとエピローグ。 どちらが「まえがき」でどちらが「あとがき」かいつもわからなくなるのですが そんな際には荒井由美は「さざ波」の

【 ひざに開いた短編集も 風がめくっていつの間にかエピローグ 】

という歌詞の一節を思い出し、 めくっていつの間にかたどりつくのがエピローグだからあとがきがエピローグね。 ってないちいちを頭でやっている不気味な中年男子です、こんにちは。

さて、プロローグとしては、 個展にいたるまでの経緯を書いてみようと思います。

そもそも会場となった新宿にありますJAZZ SPOT Jさんのことは、 堂々と言いますが、その存在すらまったく知りませんでした。

そんなJとの出会いは、一昨年の冬。 数年前に新宿歌舞伎町にあるカオススナック「きゃべつ」の双子のママから ”のむらちゃんに紹介したい人がいる”と会わせていただいた 母よりも5、6才上だろうBさんという女性が 「絵を描いているなら作品を持ってJに行こう」と連れていってくれたことにはじまります。

そこでお店のオーナーは幸田さんにライブの合間に絵を見ていただけ 「お好きな月にどうぞ(Jは月単位で壁面を貸している)」となり。

お好きな月といわれても、大の数字好きでありながら案外と月へのこだわりはなく、 ならば、と自分の誕生月である6月を選んだ。 (翌年(2016年)はすでに予約でいっぱいだったため1年半後の、2017年は6月がぼくの月となる)

人生とは不思議なもので、 誘われるがままにJに行き、言われるままに絵を見せ、 ”じゃあ、なんとなく”と決まったその予定でしたが、 そこからの1年半は、楽しいことはたくさんありながらも先々の不安から落ち込んでしまうことも多く、 「絵を描く人になる」という選択が揺らぐ日々でもありまして。

そんな際に、「2017年6月」のこの予定は、 とにかくそこまではやりつづけてよいのだ、だから今はこれをしていてよいのだ、などと、 自分を絵にとどめるくさび、進路を照らす灯台の明かりのような存在となったのであります。

そうしてずっと先と思っていた6月がじわじわと近づき、 お金の節約、出かける億劫さ、大人空間への恐れなどから 紹介いただいた日からただの一度も店へ行かず、連絡もとっていないことにはたと気づくも、 来月になったらお店へ行ってみよう、と先延ばし癖を発揮していたところ 4月末日に「6月、よろしくお願いします」と幸田さんよりメールがあった。

そうか、ほんとにやるんだ。 うれしい。でも明日から5月だけどなにひとつ準備していない。

そんな春の終わりはなかなかに無気力で、 ひとまず描きためていた絵はあるものの、 案内状やらなにやらなにひとつ手をつけぬまま5月は過ぎていったのでありました。
ニュー男子 拝

 

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