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ビットコインとは?仕組みとメリットを分かりやすく解説! 【前編-400倍の謎-】

ビットコインの価値が近年急上昇。1BTCが30万円を超えました!どんなことでもそうですが、挑戦したいと思ったことを調べた時、その説明文なり、または誰かの回答なりが、分かりにくかったり、もしくは怪しげだった場合、決して手を出さないことでしょう。つまり最初が肝心ということです。ここでは次に繋がる「最初」と言えるような、そんなビットコインの解説をします。

ビットコインとは?仕組みとメリットを分かりやすく解説! 【前編-400倍の謎-】

ビットコインとは?仕組みとメリットを分かりやすく解説! 【前編-400倍の謎-】

1.ビットコインとは

博士がわかりやすくビットコインを解説!!

 

少年「博士、いますかー?」

博士「おお、ビヨウくんか。こんにちは」

少年「こんにちは。あれ、博士、パソコンの前で何しているの?」

博士「ああ、今な、ビットコインを買っていたのじゃ」

少年「ビットコイン?」

博士「そうじゃ」

少年「ビットコインって何? 初めて聞いたんだけど」

博士「ビットコインとはな、目には見えないお金のことじゃ」


ビットコイン(Bitcoin)とは、「仮想通貨」「暗号通貨」の1つです。
インターネット上で不特定多数の間で物品・サービスに使用できるようにと、2009年に取引が開始されたお金のことを言います。

暗号技術を用いたデジタル仮想通貨、それがビットコインです。

 

 

2.ビットコインの仕組み

仮想通貨が成立するのはなぜ?

 

少年「へえー、そうなんだ。でさ、博士、どこの会社がこのビットコインを発行しているの? やっぱり大きい会社なんでしょ」

博士「ビットコインに会社、すなわち発行元はないんじゃ」

少年「え?」

博士「日本円のように中央銀行が発行しているわけでもないし、suicaのようにチャージするといった電子マネー的なものでもないのじゃよ」


例えば日本で使用している「円」、すなわちお金、正しく言えば日本銀行券は、日本の中央銀行が発行しています。
中央銀行とは、日本に限らず(例えばドルのアメリカ、フランのフランス)、各国の金融機関の中心の銀行のことを言います。
必ずお金にはこの中央銀行、あるいは政府・企業・組織が絡んでいます。
言わば、「何かあったらうちに言ってね」「偽札などの不正は絶対に許しませんよ」というドンのような存在です。

一方、ビットコインはというと、その中央銀行(ドン)がいません。
発行主体が存在していないのです。
コンピューターが全ての発行、金銭の取引の詳細をきちんと把握してくれているのです。


少年「コンピューターが?」

博士「そう、コンピューターが管理、監視をしているのじゃ。それも1つのコンピューターじゃないぞ。たくさんのコンピューターが管理、監視をしているのじゃ」

少年「たくさんのコンピューター?」

博士「銀行のように1つのコンピューターで管理されていたら、例えどんなに強固だろうと、そのコンピューターがハッキングされたり壊れたりしたらそこでお終いじゃろ」

少年「うん」

博士「だからビットコインのシステムは、ブロックチェーンという最新テクノロジーによって管理しているんじゃ。分散型コンピューターネットワーク――簡単に言えば核の部分を持たず、様々なパソコンに同じデータを置き、残金、あるいは入金・出金を記録しているということじゃ。ちなみにそのパソコンの1つをマイニングマイナー(採掘者)と呼んでいるんじゃ」

少年「マイニングマイナー?」

博士「そうじゃ。このようにマイニングマイナーが分散されていることにより、システムを壊す、あるいは忍び込む、といった行為(ハッキング)を不可能としているのじゃ。金庫の扉がいくつもあれば、仮に1つ壊されたとしても、壊された原因を探し、2つめの扉を壊しにかかっている間に複製・復活・改善ができるのじゃろ」

少年「確かに」

博士「つまりは金庫の前にたくさんの強靱な体型の警備員が立っているという状態なんじゃよ」

少年「でもさ、思ったんだけど、たくさんのコンピューターが絡んでいるんでしょ。ってことは安心だけど、今度はプライバシーの問題が出てきちゃうんじゃないの?」

博士「そこは暗号であり、あくまでも履歴(数字の世界)のみの監視(見張り番)じゃ。プライバシーが損なわれるといったこともないし、何かされるということもないのじゃ。まあ名も知らない要人の金庫をみんなが守っているという解釈でOKじゃな」

少年「なるほどね」

博士「ビットコインの安全性、信憑性の高さが分かったじゃろ」


ではコンピューターが管理していることでビットコインにはどんなメリットがあるのでしょうか?
言葉を換えるのなら、中央銀行(ドン)がないということは、どんな利点があるのでしょうか?

 

 

3.ビットコインのメリットはお金のデメリットである

ビットコインがなぜ使いやすさでも注目されているのか?

 

博士「何か新しい発明ができる背景には必ず、デメリットの改善という目的があるのじゃ」

少年「どういうこと?」

博士「歩いていくには時間がかかるし、疲れてしまう。じゃあどうしたらいいだろう、とそう考えて発明されたものは何じゃと思う?」

少年「えっと……、あ、車!」

博士「正解じゃ。車の発明により、目的地に着くまでの時間は格段と早くなり、そして疲れなくなったのじゃ」

少年「そうだね」

博士「だけどじゃ、この車にはデメリットがあるじゃろ。排気ガスや騒音の問題じゃ」

少年「ああ、確かにそうだね。臭いし、うるさいもんね」

博士「そこで新たに発明されたのが、『ハイブリッド車』じゃ」

少年「うんうん」

博士「全く新しい通貨のかたち、ビットコインも同様じゃ。お金のデメリットを改善するためにビットコインは誕生したのじゃ。すなわちビットコインのメリットは、今、お財布に入っているお金、もしくは通帳に入っているお金のデメリットが、ビットコインのメリットなのじゃ」


では今現在使用しているお金にはどんなデメリット、言葉を換えるのなら煩わしさであり、融通の利かない部分があるのでしょう?

★ 手数料の問題
★ 両替の問題
★ 不正の問題
★ 破産の問題

これらが挙げられます。

 

ビットコインのメリット① 手数料の問題

 

日本国内において銀行間で送金をすれば手数料が発生。
だいたい、3万円以下、3万円以上という規定の中で、300円から500円ほど引かれますよね。
クレジットカードも同様で、例えばお店で支払いを済ませた場合、その手数料の負担はお店側が負担しています。
カードが使えないというお店は、設備的な問題というよりも手数料的な問題が大きいのです。

ではなぜ手数料が発生するのかと申しますと、仲介する企業、中央銀行(ドン)的な存在があるからです。
それが手数料を発生させているのです。

ちなみに日本の銀行から海外の銀行への入金ですと、中継地点を2つ挟むこと(中央銀行×2)でさらに手数料がかかります。
また距離的な問題もプラスされ、例えば10万円送金した場合、約6000円から8000円が引かれることになります。
それが現金書留であろうと、当然郵送費がかかりますよね。
これははっきり言って損です。

このようなデメリット、お金に手数料が発生するといった不備な部分を改善したのがビットコインなのです。


博士「ビットコインの手数料は0.0001単価(数値)といった、ほぼかからないといってもいい状態で、世界各国、どこにでも入金が可能なのじゃ」

少年「凄いっ!」

博士「さらに2つ、1つめは週末・祝日・時間に関係なくいつでも送金が可能ということ。そしてもう1つは、例えこれが国際送金でも、早くて10分、最大1時間程度で完了できるのじゃよ」

少年「早いねえー」

博士「この時間短縮の背景には、ネットワークという俊敏にやりとりができる環境以外にも、『銀行での面倒な手続き・手間・制限』が存在しないことも大きく関わってもいることを忘れちゃいかん」

少年「何か手続きって面倒臭そうだもんね。それがないのはいいや」

博士「ビジネスの上で、あるいは買い物をする上で、『入金を確認してから』というものが多々あるのじゃ。そういった早急さを要求される部分にビットコインは大いに役立つのじゃ。結果、相手の信用度を簡単に上げることができるんじゃ」


ちなみにこのビットコインの手数料、0.0001単価(数値)は、どこに行くのか、中央銀行がないのに誰が受け取るのか、という疑問を抱いた方のために補足です。
ビットコインの取引データを正確に記録・処理することに協力してくれた大勢の中の1人、マイニングマイナーに支払われます。


博士「具体的に言うとじゃな、ビットコインを相手に送金したい場合、まずは相手のビットコインアドレスと呼ばれる長い文字列を入力し、特定し、入金するんじゃ」

少年「うんうん。で、どこも挟まないから手数料が少なくて済むんだね」

博士「そういうことじゃ。ちなみにこれをP2Pというんじゃ。サーバーなどを挟まず、直接、相手とやりとりをするということじゃ。まあIT用語は使いすぎるとややこしくなるから、まあそういうことか、という何となくの解釈でいいじゃろう」

少年「分かった」

博士「そして即座に入金が完了になる」

少年「便利だね」

博士「だけどまだこの段階では、『非承認』なんじゃ」

少年「え?」

博士「だからさっき言ったじゃろ。ビットコインはたくさんのコンピューターで管理されていると。この2人のやりとりをきちんとよどみなく誰かが把握しないと、『承認』にはならんのじゃ。誰かが把握、検証、確認して、そこで初めて『承認』になるんじゃ。そして他のコンピューターにこのやりとり(データ)を一斉に知らせる、というそういうかたちじゃ。だからハッキングはもちろん、不正、データの改ざんは、このシステム上、不可能と言っていいじゃろうな」

少年「なるほどー」

博士「まあとにかく難しいことは抜きにして、ビットコインを送金したものは、『完了まで1時間程度』ということだけ分かっていればそれでいい。とにかくわしが言いたいことはじゃな、ぽんぽんと進むのは、いい加減なシステムだからぽんぽん進むのではなく、あらゆる無駄を無くしているから、俊敏にことが運ぶということ、これを言いたいのじゃ。ビットコインは仲介、つまり中央銀行的な『ドン』の存在がないのではなく、いらないのじゃ。いらないと判断したことにより、普段使用しているお金のデメリットを回避しているのじゃ」

ビットコインのメリット② 両替の問題

 

海外旅行の経験がある方なら入国し、両替をするさいの面倒さ、あるいは納得のいかない両替手数料に不満を覚えたことがあると思います。
国が異なれば、当然使用している法定通貨も違い、それに合わせなければなりません。
その点、ビットコインは世界共通通貨です。
そう、国境がないのです。
取引する相手がビットコインを受け付けてくれるのなら、両替のことを考えずに行動できる、すなわち、コスト・時間の削減につながります。
個人としても、またビジネスの中においてもとても役立つと言えるでしょう。

このようなことからもう1点、メリットが出て来ます。
両替の際、必ず付いて回る為替レートの変動(自国の通貨と他国の通貨との交換比率)です。
世界共通通貨ビットコインには、為替レートの変動は関係ありません。


博士「ちなみにビットコインの通貨単位はBTC、もしくはXBTというんじゃ」

少年「通貨単位?」

博士「日本で言うところのJPY、『円』『YEN』という単位じゃな。『10BTCを貯金しています』『そうなんですか』という会話が成り立つということじゃ」

少年「へえ。あ、そうだ、ここだけの話さ、博士の通帳には今いくら入っているの?」

博士「通帳ではない。ビットコインでは、財布(ウォレット)と呼んでいるんじゃ。あくまでも、自分の財布から出すように気軽に何かできるという発想から、おそらく財布と呼んでいるんじゃろうな。まあ、財布と言っても仮想通貨じゃから、ただのアドレスなんじゃがな」

少年「ふうん。で、博士のそのウォレットにはいくら入っているのさ」

博士「あと大事なことはじゃな、ビットコインのシステムは完璧でも、自分が使用するパソコンがどうにかなったらお終いじゃ。すなわちしっかりと管理することが大切じゃ。バックアップ、あるいはオフラインの環境を気に掛けることが大切で――」

少年「だーかーらー、博士は今いくら貯金してるのさー」

博士「送金時に使用するパスワードのことを『プライベートキー』といってじゃな、まさにプライベートキーなので、自宅の鍵のような保管、大切さで取り扱ないといけなくて、あと他にも……」

少年「博士ー、絶対とぼけているでしょー!」

 

ビットコインとは?仕組みとメリットを分かりやすく解説! 【前編-400倍の謎-】

  • 1. ビットコインとは「仮想通貨」「暗号通貨」のことである!
  • 2. ビットコインのメリットは円やドルのデメリットである!
  • 3. ビットコインの管理はしっかりすること!

ライター後記

ビットコインを詳しく説明しようとすると、IT技術関連の用語や、英語がどうしても増え、ややこしく、すなわち分かりにくくなってしまいます。
「簡略化した言葉でビットコインのイメージだけでも理解してもらいたいな」と思いながら、「でもなるべく正確性は損なわないようにしないとな」とも思いながら書きました。
何となくでもビットコインについて興味が出た方は後編も読んでいただけると幸いです。

 

nokotta

ビットコインは電子マネーであるが、従来の電子マネーではない!

読書が趣味。休日は喫茶店をはしごしながら本を読みまくります。

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