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カリスマのさきがけ「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が破産!

カリスマ美容師ブームを作り出した超有名老舗店「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」がまさかの破産。独立したスタッフが立ち上げたお店も超人気店になるなど、多くの実力派美容師を育成してきた同店がなぜ破産という憂き目にあったのか?

カリスマのさきがけ「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が破産!

1. 美容師ブームを作った「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」

カリスマ美容師=ディメンションのイメージがあったほど!!

 

SMAPの木村拓哉が〝カリスマ美容師〟を演じ、平均視聴率32.3%を記録した国民的大ヒットのドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』。カリスマというフレーズや美容師ブームを生み出したと言っても過言ではない超人気有名店「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が4/19破産開始決定を受けたと発表した。

 

“ HAIR DIMENSION(株)(TSR企業コード:292850760、法人番号:7010402015563、港区南青山5-7-23、設立昭和50年8月)と関連の(株)ヘアーディメンションホールディングス(TSR企業コード:016660781、法人番号:4010401039302、新宿区四谷4-3-1、設立平成2年8月、飯塚保佑社長)は4月12日、東京地裁から破産開始決定を受けた。”

出典:東京商工リサーチ

◇カリスマ美容師ブームの火付け役

 

かなり前ですが、フジテレビ系列で深夜に放送されていた「シザーズリーグ(Scissors League)」という美容師が技術を競う番組がヒットし後のカリスマ美容師ブームを生み出したのです。
同番組では東京都内の代表的な6つのヘアサロン、HAIR DIMENSION(ヘアーディメンジョン)やACQUA(アクア)、ZACC(ザック)、RITZ(リッツ)、anti(アンティ)、Minx(ミンクス)が毎回1対1のリーグ戦形式で対決。一般の観客が仕上がりのスタイルを投票で勝敗が決まるというシステムでした。
※当時の番組で影響を受け美容師を目指した人は現在でおそらく30~35歳くらい。

美容業界では天下をとっていたといえる「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」の今回の発表は美容師業界も驚きのニュースでした。

 

2. 「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」はなぜ破産になったのか?

40年以上の老舗有名店がなぜこんな事態に?

 

東京・四ツ谷をはじめ、青山や表参道などで展開していた「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」。
国民的ブームを巻き起こした松田聖子の髪型「聖子ちゃんカット」の仕掛けでも注目を集めました。
スタイルの提案力はもちろん、遅れていた日本のカットやカラー技術を世界で戦えるまでに底上げした感があります。
また同店から独立し表参道や青山で成功している美容師も多数輩出。

しかしながら今回の破産発表のかなり前から四ツ谷本店をはじめいくつかの店舗が閉鎖をしていました…。
順風満帆にも見えながらも、なぜこのような事態になってしまったのか?

 

▼カリスマブームがあだとなった!?

 

みなさんは全国にどのくらいの美容室があるのかご存知でしょうか?
恐らく都心や首都圏であれば1駅に1店舗どころではなく何店舗もありますよね。
その数、実に約24万店舗。そして美容師の人数は約49万人もいるのです。
さらに理容室の12万店を含めると36万店舗もあるのです!!

日本の人口はおよそ1億1千万人。仮に全員が美容室&理容室に行くと仮定して1店舗当たり300人の割り振り。その中で「美容室に通う人はどのくらいいるのか?」を考える前に店舗が多すぎです。
※ちなみに吉祥寺でも300店以上の美容室があるのですから…。

カリスマ美容師ブームを作り、多くの男女が美容師を目指し大量の人材の確保。その後、多くの独立で店舗の乱立。
そして価格競争を強いられ、ホット●ッパーやルク●などのクーポン目当てのお客さんを取り合うという厳しい現実になりつつある美容業界なのです。

▼超有名店の破産は氷山の一角に過ぎない!?

 

超有名店のネームバリューと資本力も大きい「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」でしたが、有名店や青山&表参道に通うということを「ステータス」に感じる人は減少。
さらに一流の確かな技術よりも〝安くてそれなり〟を求める時代の流れは止めることも出来ず破産。
同様に厳しすぎる競争で疲弊している有名店も多く潜んでいるのでは?
そしてこの流れが続く限り業界自体がどんどん縮小されてしまうようにも思えます。
ましてや薄給で有名な美容師が、数千万というお金を借入して独立開業から成功できる人はさらに限られるはず。

「美容師業界のあり方が問われている」そんな気さえします。

 

カリスマのさきがけ「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が破産!

  • 1.「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が破産を発表!
  • 2. カリスマ美容師ブームを作った超有名店も破産する時代
  • 3. 美容師&美容室が多すぎる問題

ライター後記

「HAIR DIMENSION(ヘアーディメンション)」が倒産するのは1年以上前から噂されていましたが、実際に発表を見ると『ひとつの時代が終わった』感がするほど寂しいですね。
自分にとっても表参道のカリスマ美容室は思い通りの髪型や、自分では想像できないくらいに良いスタイルにしてもらえる場所でした。
その期待感のドキドキの為に電車に乗り、背伸びしていくらか高いお金を払っていた気がします。
安いことは客側としては良いことですが、カリスマ美容師全盛期の様な盛り上がりを再び期待しています!!

 

KING ZAKIYAMA

ちなみに今の美容室の担当は元ヘアーディメンションの方です(笑)

小学生の時、HOT DOG PRESSから「モテる=男性の美」に目覚め、現在ではファッション誌からコスメ誌まで全般読み漁っている雑誌&美容ヲタク。美を極めると最終的に「中世的なおばちゃん顔」になるという持論を唱えている。

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