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手荒れのかゆみがつらい!かゆみの原因と対処法とは?

空気が乾燥する冬の季節になると「手荒れ」が起きませんか?手がひび割れから出血するような「重症」にまではならなくても、かゆみを感じるだけでもとても不快ですよね。その手荒れのかゆみは軽く見がちですが、放っておくと大変なことになるのです。ですので、そのかゆみの原因を理解したうえで、しっかりとした対処が必要です。ここでは、手荒れによるかゆみの原因と悪化する理由、そして対処の方法についてご紹介します。

手荒れのかゆみがつらい!その原因と対処法とは?

1.手荒れでかゆみを伴う原因とは?

慢性的なかゆみは実はかなり危険なサイン!?

 

そもそも手荒れとひとことで言いますが、実際はどういう症状を指すのでしょうか? 実は手荒れは、その進行度合いによって4段階に分かれます。

 

初期

 

指先がすこしカサついているような感じがします。ちょっと変だなと感じる程度。 その為、手荒れと思わずそのままに知る人が多いのですが、ここで対処しておけば重症にならないという段階です。

 

進行期

 

指先のカサつきだけでなく、手全体がカサついてきます。 指紋が薄くなったり、ひび割れができてくるのはこの時期からで、やや進行している段階です。

 

重症期

 

カサつきだけではなく、手の皮膚が硬くなってゴワゴワしてきます。 かゆみを伴い始め、ひび割れも悪化して出血などが見られる段階。

 

末期

 

手が乾燥しすぎて、赤く腫れあがってしまう場合もあります。 それだけではなく、ひどいかゆみに加え痛みも。 ひび割れのかなりの部分から出血し始めます。 ここまでくると肌荒れは末期です。

 

 

つまり「軽く見ていた」かゆみは、実は手荒れの重症の症状なのです。

 

2.手荒れでかゆみが起きるメカニズム

かゆみは耐えがたいほどに辛いですよね…

 

それではなぜ、手荒れによってかゆみが起きるのでしょうか?そのメカニズムについて解説します。

 

まずご存知の方も多いと思いますが、大前提として、「そもそも手荒れはなぜ起こるのか?」について触れておきます。

 

手や指の皮膚は皮脂と汗がクリーム状となり、皮脂膜となって皮膚を守っています。 ところが、水仕事などによってこの皮脂膜がはがされると、バリア機能が低下。 皮膚の中にある水分が蒸発してしまい、乾燥してカサカサの状態になります。 これが重なると、皮膚は乾燥した状態から、皮膚の表皮がカサカサになって落ち、ひび割れができ、かゆみや手が腫れ上がる状態になります。

 

これが「手の肌荒れ」です。

 

では、その手荒れの中で特に「かゆみ」はどういう原因で生まれるのでしょうか? その原因は大きく分けて2つ考えられます。

 

●乾燥によるかゆみ

 

皮膚が乾燥して、水分や皮脂がなくなってくると、皮膚の奥にある神経が防御反応で皮膚の表のほうに伸びてきます。 この神経は主にかゆみを感じるもの。 そしてその神経が皮膚の一番上にある表皮まで伸びてしまうと、ちょっとした刺激でかゆみを感じるようになるのです。 布が触れたり、手を擦り合わせただけでもかゆみを感じる原因は、皮膚の乾燥によって引き起こされます。

 

●炎症・アレルギーによるかゆみ

 

皮膚の乾燥によって、水分や皮脂が蒸発してしまうと、皮膚の細胞と細胞の間がスカスカに隙間が出来てしまいます。 すると、ここから外部のアレルギーの元となる物質が、皮膚の中に入ってきやすくなります。 世の中にはいろいろなアレルギーの元となる物質がありますが、それに反応しない人でも、ダニやハウスダストなどのアレルギーの元となる物質が、何度もからだの中に入ると、身体が「害があるもの」と判断し攻撃を始めます。

 

これが「アレルギー反応」です。

 

アレルギー反応が起こると、とても強いかゆみを感じるようになります。 ひどい時には、血が出るほどかきむしったり、タオルで強くこすったりしないと耐えられないケースも…。 かくことでさらに皮膚は悪化。 さらにはバリア機能もない状態になり、一層アレルギー反応を起こしやすい状態になってしまうのです。

 

3.かゆみがさらに悪化する理由とは?

改善のために行っていても間違った知識では悪化する可能性も…

 

なぜかゆみはなかなか治らないのでしょうか?その理由は、間違った対処をしているのかもしれません。

 

①正しいスキンケアができていない

 

1番多いのは、ハンドクリームや薬を塗る量や回数が不十分というケース。 ハンドクリームの適量はおよそ関節一つ分と思っているよりも多めなのです。 さらには皮膚科を受診しても塗り忘れや、薬も自己判断で中止してしまったり…ということによって、手荒れの重症症状であるかゆみがさらに悪化するのです。 また症状が変わってきているのに、薬は前のものをそのまま使っている、炎症を起こしているのに適切な薬を使わずに、ハンドクリームだけで済ませている、という場合も、かゆみを悪化させる原因になります。

 

②かゆい部分を急激に冷やしてしまう

 

かゆみを消すために冷やすことがありますが、これを急激にしてしまうと、縮こまっていた血管が元に戻る時に血の流れる量が増え、冷やしたところが熱を持ってかえってかゆみが出るという場合もあります。

 

③かゆみを我慢できないでかきむしる

 

かゆさに耐えられなくて、血が出るほどかきむしったり、タオルで強くこすったりすると、皮膚を守っている皮脂などがさらに奪われてしまい、アレルギーの元が身体の中に入ってしまう原因に。 アレルギー反応がさらに強くなり、かゆさが増してしまう、という場合があります。

 

どの場合も、かゆみを治したいのであれば改善したり、我慢したりするようにしましょう。

 

4.かゆみの伴う手荒れは病気かも!

乾燥や酷使によるものだと自己判断するのは絶対にやめましょう!!

 

実はただの手荒れによるかゆみだと思っていたものが「病気によるものだった」ということがあります。

【手の水虫(手白癬)】

手にも水虫はできます。 それを手白癬(てはくせん)といいます。 湿気の溜まりやすい指の付け根などにできやすい手の疾患です。 症状としては、小さな水泡や赤い斑点ができて皮膚がはがれ落ち、かゆくなります。

【手カンジダ症】

カンジダ菌が原因で起こる病気です。 指の付け根や湿っているところにカンジダ菌が繁殖して、かゆみだけではなく、赤い発疹、腫れ、痛みも一緒に起こる場合があります。

【掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)】

手のひらや足の裏には多数の発疹がでる皮膚病で、なかなか治りません。 原因は今の医学では解明されていないのですが、傾向としてはたばこを吸う人に多いとされる病気です。

【慢性湿疹】

手の皮膚の一部分が非常にかゆくなる病気です。 かゆみに耐えられず何度もかきむしることで、皮膚が赤くなり、ぶ厚くなることも…。 原因は、皮膚の中を通っている神経の異常によるもの。

【異汗性湿疹(汗疱[かんぽう])】

指の周囲や掌に小さな水疱が突然大量にできて、かゆみを感じます。 それが次には破れて、うろこがはがれるように屑になって落ちていく病気です。 やがては鱗屑(りんせつ)となります(小水疱型)。 初夏に多く発症しますが、だいたい1ヶ月程度で自然に治ります。 ただし、毎年同じ時期に繰り返して発症します。

 

 

いかがですか? ただの手荒れによるかゆみだと思っていても、実はその原因は病気かもしれません。 ハンドクリームや市販の薬を塗ってなかなか治らなかったり「ちょっと変だな?」と思ったら、すぐに皮膚科を受診することが大切です。

 

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手荒れのかゆみがつらい!かゆみの原因と対処法とは?のまとめ

  • 1. 手荒れによるかゆみを感じたら、すでに末期症状
  • 2. かゆみの原因は、乾燥かアレルギーがほとんど
  • 3. なかなかかゆみが治らなかったら、手当の仕方の仕方を疑って
  • 4. 本当はそのかゆみの原因は病気の場合も

ライター後記

軽く見がちだった手荒れによる手のかゆみも、「そう簡単なものではない」逆に結構怖いものだということがお分かりいただけましたでしょうか? 私自身はあまり水仕事をしないので、自分が手荒れになったり、その結果のかゆみを感じたり、ということはほとんどないのですが、私の妻はよく自分の手荒れについてこぼしています。 今まではそれを見過ごしていましたが、これからはしっかりと手当てをするようにアドバイスしようと思います。

 

この記事を書いた人

「たかがかゆみ、されどかゆみ」です。軽く見ないでしっかりケアしましょう。

丹波りん太郎

大阪在住のフリーライター。得意分野は健康関係、美容関係、育児関係など。水仕事はしないと書きましたが、食事の後の皿洗いは私の担当です(笑)

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